工場萌えクルーズ体験レポート 川崎の工場地帯の昼の雄姿を拝む
「工場萌え」の著者であり、工場萌え界の第一人者である大山顕さんがガイドをしてくださっている工場萌えツアーに参加した。
- 作者: 大山顕,石井哲
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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目次
- 昼クルーズの楽しみについて
- みなとみらい駅からぷかりさん橋まで
- いざ乗船
- ツアーのパンフレット
- 大黒ジャンクション
- タンク1001〜1004
- 激しく傾いている船
- かっこいい工場の上を飛ぶかっこいい飛行機
- 丸くてかっこいいタンク
- JRもメーカーではないけどある
- ポコポコ飛び出している謎の柱
- でかいクレーン
- やけに煙を出しているやつ
- 派手なタンク
- パイナップルがかわいい
- 日清製粉のサイロと海老クレーン
- 夕暮れの工業地帯のパノラマ
- 夕日に映える工場のシルエットに萌える
- ぷかりさん橋に戻る
- クルーズを楽しむコツ
- まとめ
昼クルーズの楽しみについて
近年の風潮としては、工場の夜景を楽しむ夜のクルーズが人気らしい。
- 作者: 工場ナイトクルーズ
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2015/02/12
- メディア: 単行本
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夜クルーズは確かに美しい光景が観れるだろう。ただし、夜に明かりが灯る施設しか見えない。昼クルーズは全工場をバッチリ観れる。今回参加したツアーは、工場の魅力を余すところなく堪能できた上に、時期的に夕暮れと日没も見れてとても綺麗だった。
しかも、コースを従来のものから変更して、昼間のベストコースにしていただけたので、それも良かったのかもしれない。
参加者の状況としては、参加予約枠全部埋まったそうで、男女比はざっと数えてみると、女性参加者の方が男性よりも多かった。普通のカップルも沢山いたし、女性一人の参加者も足し、女性グループも普通にオシャレでかわいらしい感じの方達だった。逆に、男性は一人の人が何人かいて、男性グループはいなかった。案外、女性の方がこういうのが好きなのかもしれない。
みなとみらい駅からぷかりさん橋まで
ぷかりさん橋までは、みなとみらい駅から徒歩3分で確かに近いは近いが、この辺に慣れておらず若干わかりにくかったので、余裕を持って行ってよかった。ぷかりさん橋では、建物の中で船に乗るまでの時間を潰せるし、トイレも飲み物の自動販売機もある。
いざ乗船
ツアーのパンフレット
乗船するときに、こちらのパンフレットを頂いた。
大黒ジャンクション
川崎に向かう途中では巨大な大黒ジャンクションが見えた。
タンク1001〜1004
タンク1000個もあるかなと思ったら、上2桁で容量を、下2桁で識別番号を表しているらしい。
激しく傾いている船
ものすごく傾いている船があった。先日ここで火災を起こしてそのままになっているとのこと。現地で起きた事件(?)なんかも、こうして行って生で見るとリアルに感じられる。
かっこいい工場の上を飛ぶかっこいい飛行機
丸くてかっこいいタンク
球体に落ちるパイプの影もいい。見方によっては、巨大ピンボールのようでもあり、上海の有名な景色にも似ているような気もする。
JRもメーカーではないけどある
JRの施設があり、なんだろうなと思ったが、発電施設とのこと。
ポコポコ飛び出している謎の柱
途中で、海からボコボコと柱が飛び出しているところがあった。海底トンネルのキャパが足りなくなってきて、橋を建設中とのこと。「工場萌えの人たちが橋を埋め尽くしちゃうかもねー」なんて話が出ていたが、さすがにそれは自重しなければいけないだろう。
でかいクレーン
このでかいクレーンの真下を通ったので、ドーンとこのクレーンを覗きあげることができる。この迫力が写真では伝えきれないのがとても残念。
やけに煙を出しているやつ
あっちで、やけに煙を出しているやつがいる。どんどんその煙に近づいていく。
近くまで行くと、機械音も聞こえてきて、工場が稼動している様が、視覚と聴覚で感じられる。見どころを通りかかると船長さんが速度を落としてくれるという粋な計らいがあるのだが、ここはUターン地点でもあり、じっくりと鑑賞することができた。
この左右対称にはどんな意味があるんだろうと、考えを巡らせる。ITエンジニアである自分の発想は、「片方を止めてメンテナンスをしても稼働し続けられるように冗長構成にしているんだろうか」など、思い浮かぶが実際どうなんだろうか。
ここでもし爆発事故が起きたら、ものすごい衝撃映像が撮影出来るなどと若干不謹慎な妄想をしていたのだが、本当に爆発したら無事には帰れないだろう。
派手なタンク
工場自体がかっこいいという見方が広まる前の時代のもので、派手な柄がペイントしてある。
話はそれるが、他の船が脇を通ったりすると船が揺れて、これがまた楽しい。クルーズも後半になってくるとこの揺れに対する身のこなし方もなんとなく身についてくる。
パイナップルがかわいい
建物の柄は南方の海をイメージしているんだろうか。
日清製粉のサイロと海老クレーン
カニみたいに見えるねーなんて声も聞こえてきたが、どちらかというとエビを連想していた。これは動いているところを想像するので十分に面白いが、機会があれば実際に動いているところも見てみたいと思った。
工場で働いている皆さんは、こちらから手を振ると、気づけば手を振りかえしてくれる気さくな方達であった。今度は船上とクレーンでジャンケン対決ができたら楽しいなぁなんてことを考えた。
夕暮れの工業地帯のパノラマ
夕日に映える工場のシルエットに萌える
夕日、工場のシルエット、海面にもシルエットが映っていて、幻想的。
日が沈みかけると同時に、一斉に工場の灯が付き始めた。ここから全く違った印象になる。
ぷかりさん橋に戻る
帰りには、ちょうど夜になりかけのみなとみらいの夜景を見ながら戻ってくることになった。この夜景を見るためだけのクルージングツアーもあるくらいなので、ちょっと得した気分になった。
クルーズを楽しむコツ
- 席に座るのではなく、前方真ん中で立ち見を貫くのが良い。右や左の席に座ってしまうと、反対側の面白いものを見逃してしまう。
- 船は右側通行なので、主に右側の撮影をする。もし席を取るなら右側。
- 3時間ぐらい日陰がまったくないところにい続けるので、女性は日焼け止め必須。
- 見たい施設が逆光になることもあり、日差しがもろに目に飛び込んでくるので、サングラスもあった方がいいかもしれない
- 陸にいるよりも冷えるので、寒い季節は防寒性の高い服
まとめ
写真では、目の前に広がる圧倒的な非日常感や、施設や重機の大きさ、迫力が伝わらない。クルーズに参加できる機会があれば、是非とも足を運んで自分の目で見て楽しんで来て頂きたい。
陸路でこの工場地帯に行くと一見して入って良いかどうかわからないようなところも結構入って行けるらしくて、今度は陸路も行ってみたいと思う。
おまけ
待ち時間を楽しく過ごすために使ってみたアプリ。便利!