理系IT系就活で全然自信がなかったからこそ面接に成功したと思える当時の心構えと今の考え
特に、理系の人やエンジニア志望の人はスキルがあっても口下手で面接が苦手って自分で思ってる人も多いと思うので、そういう人に参考にしてもらえたらと思って書きました。
就活当時の話
人に自慢できる学生時代のエピソードもなかったし、全く内定をもらえる自信がなかった。
基本的に「どこも受からなさそうな気がするし、落ちたら落ちたでいいや」と思っていた。
「ひょっとしたらここは受かりそうだから自分をよく見せておこう」とか微粒子レベルにも考えてなかった。
面接1社目で流れを経験した後は、完全に吹っ切れて、気負うこともなく、全く緊張しなくなっていた。
「エンジニアをちゃんと評価してくれる会社とは?」が就活時の一番の関心事で、面接官がどうやって良いエンジニアを見抜くのか興味があったので、面接中は「さて、お手並み拝見〜♪」と考えていて、面接官の質問はじっくり聴いた上で、素直に気楽に答えていた。
ある面接では、面接官の方が緊張していたみたいで「なんでそんなに余裕で自信満々なんですか!?」と聞かれた。
上記のことをぶっちゃけてしまうわけには当然いかないので「普段通りの自分を見てもらった方がいいと思って、自然体で話すように気をつけています」と、焦りつつ取り繕う場面もあった。
面接は、面接官が就活生を評価する場でもあるけど、半分ぐらいは就活生が会社を良く知るための場でもあると思っていたので、社会見学のノリでこっちの知りたいことはズバズバと(しかし失礼はないように)質問した。
こういう受け答えは、面接官からは自社に対する興味とか積極性と感じてもらえたような気がする。
運とか色々な要素があったと思うけど、大体の会社は最終面接まで行けて、いくつかの会社はこちらから次の選考を辞退した。
最終的に「この辺に受かれば就活は成功かな」と就活開始時に考えていた会社から内定がもらえた。
まとめに、あえて方法論として名前をつけるなら「どうせ落ちる面接なら楽しんだ方が勝ちメソッド」?
ちなみに、Wordで作った履歴書を印刷して提出していた会社の面接は落ちた(他の会社は手書き)ことを、こちらの記事を読んで思い出しました。
履歴書はちゃんと手書きで書こうよ、就活生クンたち!
今の話
ここからは、IT系(というかWeb系)のエンジニア志望の人向けに特化した自分の意見なので、興味ある人だけ読んでいただければと思います。
今、IT系のエンジニアとして働き続けていて、後輩もいる状況で考えてみると、エンジニアってコミュ力がそんなに高い必要はないかなと思います。
上司も社長も友達感覚で会話してもらえるので、一流マネージメント職を目指すのでなければ、友達と普通に社会生活が送れるぐらいのコミュ力で十分です。
今でも面接を特別に頑張る必要はなかったと思っていて、就活で具体的に評価されたポイントは、ソフトウェア開発のための勉強を一通りはやってたことと、自分でWebサービスを作って研究室のサーバーで公開していたことかなと思います。
そのWebサービスは、商店街や街角の街灯の写真をアップロードして地域ごとに整理して楽しめるという超ニッチで自分しか見てなかったんじゃないかという、全然大したものではないです(今考えるとレベルも内容も謎過ぎて、恥ずかしい)。それでも、作品があるとないとでは雲泥の差です。
エンジニアのコミュ力がどれだけ高くても技術力がしょぼければ良い製品は完成しないので、自分が面接官をするときには、同じように評価したいと思います。
エンジニア志望のみなさんには表面的な面接対策をするのではなく、こちらの記事に書いた通りプログラミングの基礎を身につけることと作品制作をお勧めしたいです。
この本を読んで実践できてたら新卒の応募者としては完璧レベルで、面接がよほど酷くない限り、即採用したい。読んで理解できてるだけでも候補には残したい。
良いコードを書く技術 ?読みやすく保守しやすいプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)
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あと、面接などの服装で「カジュアルな服装でお越し下さい」と書かれているのに、わざわざスーツ着てくるのやめてねw。部下やチームメイトは、指示には素直に従ってくれる人でないと困るのよ〜
就活生の皆様の健闘と幸運を祈ります。
では。
おまけ
知り合いになった人が書いた記事がヒットしているクックパッドとヤフーの開発者ブログの人気に嫉妬しつつ就職先としてお勧めしておきます。転職しようかな