男一人で日帰りバスツアーに参加するとこうなる
来年度に繰り越しのできない有給が余ってるし、一日休んで何かするかなぁと考えて、一人で日帰りのバスツアーって参加できるんだろうかと探してみると、ちゃんとそういうのがある。
あれこれ迷っているとすぐに行くチャンスを失ってしまうので、最初に気になったこちらのツアーに思い切って申し込んでみた。なんと前日まで受け付けてもらえるらしい。
よく見るとこれはお一人様限定ではないけど、なんとか狩りは一度行ってみたかったものなので、行きたい時に行きたいものがあってラッキー。申し込みも完全にオンラインで完結していて便利。
出発
朝起きた時には、雨止んでないなぁと思っていたが、なんと雪がちらついている。昨日、万一のために折りたたみ傘持ってくかどうか悩んでたのが馬鹿みたいだが、これぐらい予想外の事が起きた方が楽しいかもしれないとワクワクしてきた。
集合
日帰りなだけあって、朝八時にさいたま新都心集合という朝の早さ。電車を出ると凍える寒さ。さいたま新都心は普段行かない場所だけど、駅の中にはベックス、出てすぐにドトールがあるので早めに着いても適当に時間潰せる。
改札を出て西口から集合場所へ。
駅の構造も単純だし、集合場所も駅からすぐで分かりやすくて助かった。
集合場所でガイドさんに名前を言って、参加者の目印のシールを貰った。
しかし、これ一体どこに貼ればいいんだ?上着?かばん?
こちらが今日一日お世話になるバスですね。
バスに乗ると本当にあったかい〜生き返るぅ。
バスは、今月届いたばかりの新車だそうで、気持ちいい。道理で綺麗なわけだ。
一人だから(最後に申し込んだからかもしれない)一番後ろの席になって横一列全部使っていいと言われた。
前の家族が、リュックの中に弁当入ってるよ〜って言ってるけど、この食べ放題のツアーで弁当持って来る意味あんのかと疑問を感じざるを得ない。子供はお腹すくと機嫌悪くなるから仕方ないか。こちらは、食べ放題に目が眩んで昨日の昼からご飯抜いてますよ、もちろん。
八時になって6人がまだなんだけど、HISの規定だと出発時間の10分後までは待ってくれるとのこと。あと、法令がうるさいからシートベルトちゃんと閉めて下さいとのこと。
参加者の様子・雰囲気
男でひとり旅ってさすがに自分だけだと予想していたが、若いカップルもいるし、女の子の友達同士、父母子供、ばあちゃん母ちゃん高校生ぐらいの娘などなど多種多様。そのうちの一つが男性おひとり様だと思えばどうってことない。
行きの道のり
さいたま新都心から市街地を抜けて、岩槻から高速に乗る。
高速は快適だが、車の振動が眠気を誘う。目的地に着くまでに、日光の歴史などを読む。
tabi.tobu.co.jp
日光の地名の由来知らんかった。
「見ざる、聞かざる、言わざる」も実はどういうことか分かってないので改めて勉強してみる。
jpnculture.net
英語版の諺も書いてあるから、覚えとこう。旅に出るといつもとは違う勉強になるな。
スカイベリー限定いちご狩り食べ放題
とうとう一つ目の目的地である栃木県は小山市に着いた。
ここでたべさせてもらえるスカイベリーという苺は、スカイツリーにあやかってこの名前になったと思いきや、大きさ、美しさ、おいしさが大空に届くような素晴らしいいちごという意味が込められているのと、栃木県にある百名山「皇海山(すかいさん)」にもちなんでいるそうだ。
添乗員さんによるとスカイベリーは都内では一粒500円ぐらいで「みなさん、今日のツアー代の元が取れるぐらい食べられるんじゃないかしら」ということだそうだ。
30分てどれぐらいたべれるのかな
バスの中で苺のお兄さんから捕り方の説明を聞いて、いざ出発!
敷地内には可愛らしい商業的な施設もある。
苺ハウスがこんなに並んでいる!
デカくてつやがすごい。
齧るとすごくジューシーかつ甘みもすごい。うまく食べないと果汁がぼたぼたこぼれ落ちてしまう。しかし、狙い目は、小さくてもいいから根元まで真っ赤っかなやつだ。
食いしん坊なので、一つ齧りながら次に取るやつを物色する。片側の端の溝が水浸しになっていてそこは誰にも取られていない。ラッキーなことに男なら手を伸ばせば取れる。独り占め地帯や。苺でお腹いっぱいになるなんて人生で初体験だ。
最後まで時間使えばもっと食べれたが、昼ごはんの時間もすぐなので腹八分目、いや九分目ぐらいでやめにしておいた。数えてないけど、全部で30個ぐらいは食べたと思う。
ちなみにここの売店で売っているスカイベリーを見てみると、一個あたり100円だ。90個ぐらい食べないと元が取れないではないか。
バスに戻るとシフォンケーキとプリンのお土産まで貰えた。
大谷パーキングエリア
トイレ休憩。苺とは要するに水分の塊である事がよく分かった。驚くほどよく出た。これならもっと苺食べておけばよかったかもしれない。
日光
着いたらなんと気温はマイナス2度だと!
やんちゃ豚の豚鍋の昼食
磐梯日光店というお店でお昼ご飯を頂きました。
刺身こんにゃくやゆばさしは、まあこんなもんだろう。
椎茸や巻ゆば(湯葉の煮物)は煮汁をじゅわじゅわ吸い込んでいてうまい。
やんちゃ豚の豚鍋は、豚肉うまいから、もう一枚増やして欲しい〜。
蒸篭で蒸したての栗おこわは、まあ普通か。
次に行く輪王寺で北斗七星に願いを託すと成就すると伝えられているらしく、お願いを書く短冊をもらった。
アプリ、ヒットしてくれ、頼む。
輪王寺
修復工事中だったので外観は見れなくて、代わりに写真。
輪王寺では八方塞がりの話とか、星の巡り合わせの話とかを聞いた。雪が積もるのは日光では珍しい事らしい。星祈願は、明日の朝祈祷をして燃やしてくれるらしい。
日光といえば杉並木が有名だが、杉の花粉のピークの時には黒いコートが緑になるぐらい飛ぶんだそうで、案内人さんも15年ここで仕事してるうちに花粉症になってしまったんだとさ。
堂内では鬼門とかの説明を受けるが、説明してくれるお兄さんが結構イケメンだ。ここで勧められた厄除けみたいなものはパスした。置いておく場所がないんだ。仕方ないだろう。
輪王寺の一番大事なところは干支ごとの守り神(?)。どの干支がどの神様か教えてもらってお祈りをした。見た感じは不動明王と象に乗ってるのがかっこよかった。ここの説明してくれたお兄さんもイケメンだった。こっちのお守りはかっこよかったので買った。理由が適当だけど、欲しくなったんだから仕方ないよね。お守りには方サンスクリット語で何か書いてある。意味は分からないが読み方は教わった。普通のお守りは効能が一年なんだけど、これは一生効能が続くのでいい買い物をしたと思う。かっこいいし。
日光自由散策
輪王寺を出ると後は自由散策。添乗員さんには東照宮に行くといいですよと勧められたが、拝観料の1300円と見る価値を天秤にかけて頭がグルグルし出したので、家康だって死ぬまで来れなかったんだし今回はいいやと諦めた。
こんなにパースの効いた杉並み木だって十分見応えがある。
建物もすごいけど、杉もすごい。
親子杉だって子杉ももう大人だよ、こりゃ。
いちごスイーツ食べ放題
「日光カステラ本舗」というお店にやってきた。
日光カステラは観光客に何か売ろうとして生み出されたものだろうって考えてたけど、ちゃんと由緒のあるものと判明した。
オランダ国王がきたのか、そりゃお土産買わなきゃという気持ちが湧いてきたが、よく読んで見ると、国王が来たとは書いてない。どうしようと考えていたがここで全種類食べ放題だ。
「今から30分です。はいどうぞ」ってなった時の女性陣の勢いがすごかった。思わず怯んでお茶とおしるこだけ注いで席に戻ったわ。
杏仁は普段中華屋で美味しいの食べてるからパス。ゼリーもいつも食べてるからパス。さっき由来を知って気になって仕方なくなって来てるカステラ全種類と水仙とかいう和菓子とバウムクーヘン、羊羹を確保。
いちご大福、いちごケーキ、いちごジェラート、いちごムースが人気だが、みんな朝たらふく食べただろう。みたらし団子が人気なさすぎて可哀想になって来る。
ここで特筆すべきは、ゆばスープがうまいということ。スイーツを置き去りにするぐらいうまい。ゆばスープは必ず飲めと言いたい。
ゆったり天然温泉入浴
「ろまんちっく村湯処あぐり」というところで天然温泉に入浴させてもらえることに。男一人で来たのでロマンチックもクソもない。
道の駅の一部ということで近代的な施設で中庭もかっこいいし、快適に過ごせる。
なんか有名人もサインが飾られていてたくさん来てるみたい。
湯船は露天風呂が大きくて気持ちいい。男の参加者は少ないからゆったりと入浴。道の駅のお店の方も行こうかなと考えてたけど、温泉が気持ちよすぎて行く時間がなくなってしまった。
風呂上がりに地元のビールを買ってリラックス。おまけにうまい棒がサービスで一本付いて来た。
なんでもいいやと思って選んで申し込んだツアーで温泉まで入って、一年の疲れを癒すことができて本当に良かった。
羽生パーキングエリア
最後のお手洗い休憩。日暮れの時間に情緒のあるサービスエリアに入った。
行列の出来てるお店が気になるが一旦中に入ると、内装も雰囲気あるなぁ。
そして先ほどの行列に並ぶとメニューはこんな感じだ。さっきビールを飲んだせいか焼き鳥が食べたくなったので思い切って3本入りを購入してみた。
つくねがうまい。
解散
ガイドさんの最後のあいさつがあり、さいたま新都心について解散。
あとがき
男一人でツアーに参加したからと行って、浮くわけでもないし、周りから変な目で見られるわけでもないし(見られたとしても次の日からの人生に1ミリも影響ないので)、一人でバスツアーに行っても全然楽しい。自由行動の時間は本当に自由だし、一人だから時間を目一杯使える。やりたいこと目一杯出来る。素晴らしい。また一人で行こうと思う。みんなも行こう。
2021/12/05追記
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