20年を経て二日後の筋肉痛になる散策



大型連休に実家に帰省して、本棚を見てみるとこの本があった。

日帰りウォーキング 名古屋・東海 (大人の遠足BOOK)

日帰りウォーキング 名古屋・東海 (大人の遠足BOOK)

大人になって自分であちこち出かけるようになったのは東京に住み始めてからなので、たまには実家の周りを散策するのも良いだろうと思い、パラパラとページをめくってみる。
面白そうなところがまとめられているが、瑞浪という地名を見て、20年ぐらい前の子供の頃に何回かスケートに行ったことを思い出した。地名はよく知っているのに、どんな所なのかは全然知らなかった。

見所も自分の興味を引くものがあったので、瑞浪に行ってみることにした。

瑞浪駅

瑞浪駅に着いた。
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残念ながら今日は祝日で、散策コースのスタート地点までのバスは運休なので、タクシーに乗った。タクシーは町並みを離れ、どんどん山を登って行く。タクシーの運転手さん曰く、新緑の今が一番いい季節なんだそう。

散策コースのスタート地点

駅からここまでタクシー3570円。これは痛いなと思ったが後の祭り。この分楽しもう。

この散策コースは中山道だ。
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大黒屋〜

ウォーキングマップありますと書いてあるけど、誰もいないし諦めて先に進もう。
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公民館も大きくて立派だ。
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理容室も趣がある。
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古民家カフェが流行るように、古民家バーバーだってそのうち流行るかもしれない。

何も知らなければだだの道に見えてしまうけど、歩行者用の標識があってやはりここは歴史のある街道なんだと分かる。
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道が分岐して一瞬どっちに行けばいいか分からなくなる。
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「YZってなんだろう。紛らわしいな」と思ったけど、よくみると看板にうっすらと矢印が書かれている。よかった

なんらかの塔
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とても目立つ

サーキット東コース入口が見えて来た。
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この辺りからエンジンの爆音とタイヤがアスファルトを切りつける音が聞こえ始める。

一里塚

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デカい。一里塚ってあんまり見たことないけど、こういうものなのか。

突然の売り物件でびっくりした。
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こんな周りに何もなさそうなところの一画が売れるのかなと思った

別荘のような小洒落た家もあったり他の売地があったりして、納得が行った。
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弁財天池

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静かな池。誰もいないこの風景に。この横に休憩所がありお茶を飲んで休憩した。

しばらく行くと突然、巨大な建造物が姿を現した。
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ここだけ周りの風景に溶け込まない異様な雰囲気が感じられた。入口の看板には養鶏場らしきことが書かれていた気がする。

天神辻の地蔵

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どこが辻なのかは全く分からなかった。

一つ屋茶屋跡

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標識がなければ何があったのか全く分からない。

警察犬訓練所

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なんか施設があるなーと思って近づいて行くと犬がワンワン吠え始める。犬怖いと思ったら警察犬訓練所だ。犬ちゃんと訓練されていて素晴らしい。

警察犬訓練所向かいの施設
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Openと看板が出ているが、戸が全部しまっているし、全くもって営業している気配がない。

開けた土地が見えて来た。
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今まで分岐は何回かあったけど、初めて他の道路が交わった気がする。
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農作業をしていたおじさんが声をかけてくれて、後150mで峠だよと教えてくれた。

道端の岩がデカい。この時はこれでデカイと思ってた。
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石畳

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山の奥深くに作られたにしては立派過ぎる石畳。
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水の流れも石でしっかり作ってある。一体どれだけの労力をかけてこれを作り上げたんだろうか。

前方に新たな一里塚が見えて来た。これも大きい。
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険しい道にも石畳が作られていて感動した。

琵琶峠の手前で見晴らしヶ丘の方に逸れてみたが、木が生い茂ってしまっていて眺望はなかった。残念。
ちなみに、この散策で見晴らし○○という場所に何回か出くわしたけど、どこも一切見晴らしは良くない。

下り側は石の敷き詰め方が違っていて、上面の平坦を保つように敷かれている。見事。
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苔むした石畳と木漏れ日の暖かい休憩所
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琵琶峠の東上り口に到着して石畳はおしまい。
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見事な道だった。ここまですごいとは思わなかった。


二つ岩

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道の傍に、さっきでかいと思った岩よりさらにデッカい石があってすごいんだけど、純粋に大きさだけならこの手前にもっと大きい壁のような岩があった。

高札場跡

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今で言う掲示板。これが江戸時代から残ったままならよくここまで良い状態で保存できたなぁと思う。

山車蔵

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デカいすなー。

神明神社の大杉

杉がめちゃめちゃ太い。
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思わず「ふとっ!」って声を出してしまった。樹齢1300年だそうだ。何とかこの太さが伝わるように写真の構図を色々試してみたが、どうしてもこのインパクトを一枚の写真に収め切れない。この杉でさえこんなに感動するのだから、いつかは屋久杉を見に行って見たいものだ。
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大湫宿脇本陣

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大名や公卿が泊まるところ。見事な門構えと広々とした贅沢な空間の使い方だ。

少し行ったところの机と椅子のある休憩所。ここでしばしおやつを食べてのんびりとしよう。
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さて、ここから中山道で一路山を下って行く。川沿いの道路をどんどん降りて行くと途中でヘアピンカーブがあり、小さな滝が見れた。
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足は疲れが出始めているが、こういうう景色が楽しめるのは歩きならでは。

さらに下りて行くと、分かれ道がある。
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竜吟湖への入り口だ。予定していたコースと違うけど、まだ時間も早いのでこちらも見ていこう。

しばらくはアスファルトで舗装された狭い車道を進むことになる。自動車とすれ違うときは、お互いに気を使うぐらい狭い。

こもれびの小径が竜吟湖へつながる道と見当をつけて入って行った。
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こもれびの小径は気持ちのいい道だが程なくして終わってしまった。
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つながっている道は妙に人工的な遊歩道だ。地図で確認すると登り方向が竜吟湖への道だと分かった。

しばらくするとトイレがあったので用を足しておいた。

トイレから少し行くと湖面が見えて来た。
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風景が綺麗だ。サーキットの轟音が湖の向こうから響く。

階段の上にある展望台のような所から湖を見てみよう。
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この岩もかなりの大きさだ。

中洲にテントを張ってあるのが見える。
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気持ち良さそうだ。

展望台にある岩が地面に埋まってなくてグラグラしそう。
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ここにずっと乗っかってるのが不思議なぐらい安定感が感じられない。

先ほどの妙に人工的な遊歩道まで戻り、下って行くことにした。

川のせせらぎのそばを歩くのは気持ちいい。

舗装はなくなり、山道になった。
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滝がある所ではこのような標識がある。
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しばらく行くとかっこいい橋が見えて来た。橋からは川の流れがよく見えて楽しそうだ。
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橋を分かってみると、床がたわんで少し怖い。
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橋からの眺めはやはり素晴らしい。
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橋を渡った後は急に舗装や手すりが綺麗に作られている。
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しばらく行くと観光案内のロッジに着いた。
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ここではなんとボルダリングまで出来てしまう。
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ボルダリングやりたいんだけど、もう足は疲労が結構来てるので次回の楽しみに取っておくことにした。

管内の展示で、一際目を引くのが流木で作られた竜。
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雰囲気出てる。

蜂の巣もデッカい!
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このロッジから川に降りたところに今まで見たのより大きな滝がある。
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滝の下まで行くと涼しくて気持ちがよかった。

駐車場に向かう道でポケモンを思い起こさせる球体がある。
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遺跡を発見したような気分になる。

ここからは見通しの良い道になった。のどかだなぁ。
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中央道の下をくぐる。
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駐車場には玉に乗った竜がいる。かっこいいなぁ。
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釜戸駅

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釜戸駅に着いて、この散歩はおしまい。

あとがき

20年前ぐらいにスケートリンクに行った瑞浪。スケートしすぎて次の日の体育では脚が筋肉痛で動けなかったっけ。そのスケートリンクはなくなってしまったみたいだけど、再び脚が筋肉痛になるぐらい歩き、当時と変わらず楽しく時を過ごさせてくれた瑞浪。次はサーキットや化石博物館にも行って見たいと思った。


初めてでも4時間半で会社設立(法人登記)できた

先日、サラリーマンの仕事のかたわら個人で三ヶ月かけて開発したアプリをやっとApp Storeに出すことができた。初めて世に出したアプリがヒットしてくれれば嬉しい反面、App Storeに個人名が出てしまうのは少し怖い気がしていた。

法人を作って法人名でアプリを運営したいと思い、本屋に行っていくつか本を見てみると、どうやら合同会社というのを作るのであればそんなに手間ではないらしい。

最終的にこの「とりあえず会社を立ち上げたい人にオススメ」の本を購入して家に帰った。

LLC(合同会社)の設立・運営ができる本

LLC(合同会社)の設立・運営ができる本

読んでみると、なんとか自分でもできそうだ。

登記を行うのは当然ながら役所が開いている平日でなければならないが、勤務先が特別休暇で平日が休みの四月某日に登記を行うことにして、自分で手順をまとめてみた。

資本金を振り込む銀行口座と法人の登記に必要な印鑑を用意する必要があったが、銀行口座は社会人になった時に作ってほとんど活用していなかったものを流用することにし、印鑑は会社名を適当に考えて印鑑屋さんで「起業セット」と個人の実印を購入しておいた。

特別休暇当日、渋谷にやってきてとりあえず朝ごはんを食べた。

さあ、スタートだ。頑張っていこう。

10:15
まずは資本金の振り込みだ。渋谷駅出てすぐのみずほ銀行で振り込みを行おう。
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まだそんなに混んでいない。ラッキー。
ATMが空き、口座を一旦空っぽにしたいので、引き落としをしようとしたが、ATMが通帳を受け付けてくれない!やばい、早速困った。どうしよう。近くにいたみずほ銀行の人に聞いて見ると、カードがないとATMでの引き出しはできないが、届印を持って入れば二階の窓口で引き落とししてくれるとのこと。本当に空っぽにする必要があるか分からなかったが、幸いなことに届印は持っているので、まずは窓口で引き落としだ。

二階へ行って言われるがままに書類を記入し受付番号をもらってしばし待つ。五分かそこらで番号を呼ばれて、引き落としは無事完了。

預入は通帳だけでできることを確認して、もう一度ATMに並びに行くと混み始めている。
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自分のミスのせいだから仕方ない。今度はATMが通帳を受け付けてくれて、ちゃんと預入できた。ありがとう、ATM。

10:37
この後はコワーキングスペースで書類作成だ。渋谷のスクランブルを渡り、コワーキングスペースに向かおう。
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と、その前に通帳のコピーも要るんだった。先にコンビニに寄ってコピーしておくことにしよう。
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こんな感じでコピーすれば良いのだろうか。
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資本金の振り込みが記入されたページもコピーして、コピーは完了。

10:49
コワーキングスペースに着いた。
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利用料金の千円はちゃんと領収証をもらっておこう。

平日は空いてるなー。
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一番重要な書類である定款から取り掛かろう。ネットで検索すると、ありがたいことに定款のサンプルファイルが見つかった。
合同会社電子定款(社員1人)の雛形・サンプルと記載例

これをダウンロードして、Googleドキュメントでちょちょちょいっと修正して行こう。

定款の中でも特に重要なのが「目的」らしいが、この目的も業種別にサンプルをまとめてくれているサイトが見つかった。

社名を変更して、目的はこのサイトで業種を選んで似てるやつをコピーしておこう。

本店の所在地はひとまず自分の家、事業年度はサンプルのままでいいや。

不要な条項と章の記述を消して、条項の通し番号を付け直せば完成だ。

よし、プリントアウトしよう!コワーキングスペースはプリンターも使えるから便利だ。

11:24
できた。
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これをホチキスで閉じて、自分の実印で全ページの継ぎ目に割印と、最後のページの上部と記入者氏名の部分に捺印すれば、OKだ。

法務局に行って実印の登録と定款のチェックをしてもらいに行こう。

11:47
法務局ってNHKの目の前なんだな。
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窓口の案内を見てもよく分からないが、とりあえず申請ができる2番3番のカウンターで聞いてみよう。
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「すいません、実印の登録をしたいんですが」
「法人の実印登録ですか?」
「いえ、個人の」
「でしたら、ここではなく区役所ですね。渋谷区役所の場所なんですが」
(な、なんだってええぇえ?しまったああぁぁあ!目黒区民だから目黒区役所に行かなきゃ行けないじゃないか!!!)
「すみません。法人の登記のついでに実印の登録もしようと思ってきたのですが、目黒区民なので目黒区役所行って出直してきます」
めっちゃ恥ずかしい!そして何という時間のロス。本当に今日中に法人登記できるのか少し不安になってきた。

確実に実印登録できるのは中目黒の総合庁舎だろうが、めっちゃ混んでる可能性もあるし、その場で「目黒区 実印 登録」とスマホで検索して池尻大橋にある北部地区サービス事務所で実印登録できると判明。ありがとう、iPhone

12:01
となると田園都市線だ。
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急げ。
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急ぎすぎて急行に乗って池尻大橋を飛ばして三軒茶屋まで来てしまったあああぁあ
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一体何をやっているんだ、俺は。折り返し電車を待つのがもどかしい。はよ来い、はよ来い、はよ来い。

12:12
時間はロスしたがとうとう池尻大橋に来た。
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えっと何番出口?書かれてない・・・
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ええい、方角的にはこっちの出口のはずだ。
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外に出てから案内図を見てみると、あってる。よかった
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大橋ジャンクションすごいなー。って今は見とれてる場合ではない。
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入り口はここか。
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ってなんか遠いよ。

道路から普通に入って来たのにここが2階?よく分からない。それに北部地区サービスセンターは9階か。
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12:20
やっと着いた。
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窓口の人は丁寧に対応してくれて、これに記入をして持って来て下さいとのこと。これは簡単だ。
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記入を終えて窓口に持って行くと、左上の正方形の枠に登録する実印を押して下さいと言われた。向きも上をちゃんと上にして押して下さいと言われるが、買ったばかりだし普段見慣れている書体と全然違うんだから難しい。

ハンコ屋さんが押してくれてた見本の捺印と印鑑本体を見比べて試しに別紙に捺印して見てやっとできた。5分ぐらいかかった。もう疲れて来たよ。

登録している間に、交付申請を書いておくように言われたのだが、これも簡単でよかった。こんなところで消耗したくない。
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法人登記に何枚必要なのか分からないので聞いてみたんだが、区役所の人は法人登記に関しては何も答えてくれない。「1枚300円ですけどね」ってまあ他人事ですよね。もう一回ここに来ることになったら割に合わないので、2枚でお願いした。

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色々あったが、実印登録が終わり証明書を交付してもらえた。早かった。区役所の職員さん、ありがとう!

目黒川はもう桜が咲いてないけど、新緑が鮮やかだなー。
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ってなごんでる場合じゃないな、今は。早く渋谷に戻ろう。
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今度はどれに乗っても渋谷には絶対に停まるから安心だ。
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やっと渋谷に戻って来た。
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小走りでコワーキングスペースに行って、ジンジャーエールでちょっとだけ休憩だ。
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このコワーキングスペースはドリンクも飲み放題だし本当にいいところ。

ちんたらしてる場合じゃない気がして来たから、残りの書類も作ってしまってまとめて、法務局で確認してもらおう。

出資金の払込証明書から作ろう。
検索したら、下記のページのサンプルが見つかった。
合同会社の設立に必要な書類のリストと作成手順【書類の雛形付き】 | inQup

これをちょいちょいっと書き換えて、完成。

続いて、設立登記申請書。これもサンプルがある。ネットは便利だな。

残るは、OCR用紙か。これは定款の切り貼りで簡単だ。

これもプリントアウトして、と

13:31
できたあああ!
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ここでホチキスで閉じたり印鑑押しても、作り直しになったら嫌だから法務局で内容を見てもらってからにしよう。


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法務局に着いた。手前は税務署だ。
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窓口で法人登記したい旨伝えると、書類を提出してしまうと書き直したり出来なくなってしまうので隣の4番窓口で登記相談を受けるといいですよとのこと。

ここで相談窓口の受付番号票をもらって、
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相談内容を予めこの紙に書いておく。
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法務局はそんなに混んではいないね。
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ただ、この登記相談は一回の相談が20分までらしいんだけど、20分以上待って呼ばれた気がする。

相談スペースに入ってみると、ホチキスもクリップもある。わざわざホチキスを用意する必要なんてなかったんだ。

相談に乗ってくれた人はとてもいい人だった。今日中に登記申請を済ませてしまいたいですかと確認されて、書類をテキパキと順番に見て行ってくれる。

書類には何点か不備が見つかった。

まず、サンプルファイルで年月日が「○月○日」となっているところを直し忘れていた。これは恥ずかしい。
間違いを添削してもらって作り直して来るのかなと思っていたけど、その場でどんどん修正して行けばokだった。

あと、代表社員就任承諾書と代表社員及び資本金決定書が足りなかった。これらもその場で一から手書きで書いて完成させればokだった。ボールペンで書いた量はそんなには多くはないんだけど、普段の仕事がPCばかりなので後半は手が疲れてしまってうまく字が書けなかった。
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書類は一式揃って、代表社員の印鑑登録用紙に印鑑を押したんだけど、なぜか一部色が写らない。二回やってもダメ。印鑑が欠けちゃったのかな、せっかくここまで来たのに今日はもうダメかぁ…と一瞬思ったけど、職員さんが印鑑用ブラシを持って来てくれて、表面を綺麗にしてやり直したらうまく出来た。

職員さんがもう一度全体を確認してくれて、あとは収入印紙をここに貼って提出すればokとの趣旨のことを言ってくれた。職員さんは本当にいい人でちょっとだけ涙が出そうになった。職員さん、本当にありがとう!

印紙売場には少し列が出来ていた。
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しかしこれで最後だ。

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6万円の印紙を買った。
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印紙は思っていたより小さい。

収入印紙を貼って、登記窓口の人に書類を渡し、少し待つと

14:45
とうとう登記申請が完了した!

時間は思ったよりかからなかったけど、色々なトラブルがあった。そういえば昼ごはんも食べてなかった。遅くなったけどおいしい昼ごはんを食べよう。

ずっと気になっていたVIRONというパン屋のサンドイッチを買って来て食べた。
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体はぐったりしているけど、これから何か楽しいことが起きるような予感で心は少しワクワクしている。

また明日からアプリ開発頑張ろう。

まとめ

  • 印鑑と銀行口座さえあれば、4時間半で会社は作れる
  • 完全な書類を自分だけで作り上げようとせず、だいたい完成というところで法務局に行った方が良い

おすすめ記事





男一人で日帰りバスツアーに参加するとこうなる

来年度に繰り越しのできない有給が余ってるし、一日休んで何かするかなぁと考えて、一人で日帰りのバスツアーって参加できるんだろうかと探してみると、ちゃんとそういうのがある。

www.club-t.com

あれこれ迷っているとすぐに行くチャンスを失ってしまうので、最初に気になったこちらのツアーに思い切って申し込んでみた。なんと前日まで受け付けてもらえるらしい。

bus.his-j.com

よく見るとこれはお一人様限定ではないけど、なんとか狩りは一度行ってみたかったものなので、行きたい時に行きたいものがあってラッキー。申し込みも完全にオンラインで完結していて便利。

出発

朝起きた時には、雨止んでないなぁと思っていたが、なんと雪がちらついている。昨日、万一のために折りたたみ傘持ってくかどうか悩んでたのが馬鹿みたいだが、これぐらい予想外の事が起きた方が楽しいかもしれないとワクワクしてきた。

集合

日帰りなだけあって、朝八時にさいたま新都心集合という朝の早さ。電車を出ると凍える寒さ。さいたま新都心は普段行かない場所だけど、駅の中にはベックス、出てすぐにドトールがあるので早めに着いても適当に時間潰せる。

改札を出て西口から集合場所へ。
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駅の構造も単純だし、集合場所も駅からすぐで分かりやすくて助かった。


集合場所でガイドさんに名前を言って、参加者の目印のシールを貰った。

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しかし、これ一体どこに貼ればいいんだ?上着?かばん?

こちらが今日一日お世話になるバスですね。

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バスに乗ると本当にあったかい〜生き返るぅ。

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バスは、今月届いたばかりの新車だそうで、気持ちいい。道理で綺麗なわけだ。

一人だから(最後に申し込んだからかもしれない)一番後ろの席になって横一列全部使っていいと言われた。

前の家族が、リュックの中に弁当入ってるよ〜って言ってるけど、この食べ放題のツアーで弁当持って来る意味あんのかと疑問を感じざるを得ない。子供はお腹すくと機嫌悪くなるから仕方ないか。こちらは、食べ放題に目が眩んで昨日の昼からご飯抜いてますよ、もちろん。
八時になって6人がまだなんだけど、HISの規定だと出発時間の10分後までは待ってくれるとのこと。あと、法令がうるさいからシートベルトちゃんと閉めて下さいとのこと。

参加者の様子・雰囲気

男でひとり旅ってさすがに自分だけだと予想していたが、若いカップルもいるし、女の子の友達同士、父母子供、ばあちゃん母ちゃん高校生ぐらいの娘などなど多種多様。そのうちの一つが男性おひとり様だと思えばどうってことない。

行きの道のり

さいたま新都心から市街地を抜けて、岩槻から高速に乗る。

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高速は快適だが、車の振動が眠気を誘う。目的地に着くまでに、日光の歴史などを読む。
tabi.tobu.co.jp
日光の地名の由来知らんかった。

「見ざる、聞かざる、言わざる」も実はどういうことか分かってないので改めて勉強してみる。
jpnculture.net
英語版の諺も書いてあるから、覚えとこう。旅に出るといつもとは違う勉強になるな。

スカイベリー限定いちご狩り食べ放題

とうとう一つ目の目的地である栃木県は小山市に着いた。
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ここでたべさせてもらえるスカイベリーという苺は、スカイツリーにあやかってこの名前になったと思いきや、大きさ、美しさ、おいしさが大空に届くような素晴らしいいちごという意味が込められているのと、栃木県にある百名山「皇海山(すかいさん)」にもちなんでいるそうだ。

添乗員さんによるとスカイベリーは都内では一粒500円ぐらいで「みなさん、今日のツアー代の元が取れるぐらい食べられるんじゃないかしら」ということだそうだ。

30分てどれぐらいたべれるのかな

バスの中で苺のお兄さんから捕り方の説明を聞いて、いざ出発!

敷地内には可愛らしい商業的な施設もある。
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苺ハウスがこんなに並んでいる!

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デカくてつやがすごい。

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齧るとすごくジューシーかつ甘みもすごい。うまく食べないと果汁がぼたぼたこぼれ落ちてしまう。しかし、狙い目は、小さくてもいいから根元まで真っ赤っかなやつだ。

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食いしん坊なので、一つ齧りながら次に取るやつを物色する。片側の端の溝が水浸しになっていてそこは誰にも取られていない。ラッキーなことに男なら手を伸ばせば取れる。独り占め地帯や。苺でお腹いっぱいになるなんて人生で初体験だ

最後まで時間使えばもっと食べれたが、昼ごはんの時間もすぐなので腹八分目、いや九分目ぐらいでやめにしておいた。数えてないけど、全部で30個ぐらいは食べたと思う。
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ちなみにここの売店で売っているスカイベリーを見てみると、一個あたり100円だ。90個ぐらい食べないと元が取れないではないか。

バスに戻るとシフォンケーキとプリンのお土産まで貰えた。

大谷パーキングエリア

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トイレ休憩。苺とは要するに水分の塊である事がよく分かった。驚くほどよく出た。これならもっと苺食べておけばよかったかもしれない。

日光

着いたらなんと気温はマイナス2度だと!

やんちゃ豚の豚鍋の昼食

磐梯日光店というお店でお昼ご飯を頂きました。

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刺身こんにゃくやゆばさしは、まあこんなもんだろう。

椎茸や巻ゆば(湯葉の煮物)は煮汁をじゅわじゅわ吸い込んでいてうまい。

やんちゃ豚の豚鍋は、豚肉うまいから、もう一枚増やして欲しい〜。
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蒸篭で蒸したての栗おこわは、まあ普通か。
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次に行く輪王寺で北斗七星に願いを託すと成就すると伝えられているらしく、お願いを書く短冊をもらった。
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アプリ、ヒットしてくれ、頼む。

輪王寺

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修復工事中だったので外観は見れなくて、代わりに写真。
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輪王寺では八方塞がりの話とか、星の巡り合わせの話とかを聞いた。雪が積もるのは日光では珍しい事らしい。星祈願は、明日の朝祈祷をして燃やしてくれるらしい。

日光といえば杉並木が有名だが、杉の花粉のピークの時には黒いコートが緑になるぐらい飛ぶんだそうで、案内人さんも15年ここで仕事してるうちに花粉症になってしまったんだとさ。

堂内では鬼門とかの説明を受けるが、説明してくれるお兄さんが結構イケメンだ。ここで勧められた厄除けみたいなものはパスした。置いておく場所がないんだ。仕方ないだろう。

輪王寺の一番大事なところは干支ごとの守り神(?)。どの干支がどの神様か教えてもらってお祈りをした。見た感じは不動明王と象に乗ってるのがかっこよかった。ここの説明してくれたお兄さんもイケメンだった。こっちのお守りはかっこよかったので買った。理由が適当だけど、欲しくなったんだから仕方ないよね。お守りには方サンスクリット語で何か書いてある。意味は分からないが読み方は教わった。普通のお守りは効能が一年なんだけど、これは一生効能が続くのでいい買い物をしたと思う。かっこいいし。

日光自由散策

輪王寺を出ると後は自由散策。添乗員さんには東照宮に行くといいですよと勧められたが、拝観料の1300円と見る価値を天秤にかけて頭がグルグルし出したので、家康だって死ぬまで来れなかったんだし今回はいいやと諦めた。

こんなにパースの効いた杉並み木だって十分見応えがある。
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建物もすごいけど、杉もすごい。
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親子杉だって子杉ももう大人だよ、こりゃ。
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いちごスイーツ食べ放題

「日光カステラ本舗」というお店にやってきた。
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日光カステラは観光客に何か売ろうとして生み出されたものだろうって考えてたけど、ちゃんと由緒のあるものと判明した。

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オランダ国王がきたのか、そりゃお土産買わなきゃという気持ちが湧いてきたが、よく読んで見ると、国王が来たとは書いてない。どうしようと考えていたがここで全種類食べ放題だ。

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「今から30分です。はいどうぞ」ってなった時の女性陣の勢いがすごかった。思わず怯んでお茶とおしるこだけ注いで席に戻ったわ。

杏仁は普段中華屋で美味しいの食べてるからパス。ゼリーもいつも食べてるからパス。さっき由来を知って気になって仕方なくなって来てるカステラ全種類と水仙とかいう和菓子とバウムクーヘン、羊羹を確保。

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いちご大福、いちごケーキ、いちごジェラート、いちごムースが人気だが、みんな朝たらふく食べただろう。みたらし団子が人気なさすぎて可哀想になって来る。

ここで特筆すべきは、ゆばスープがうまいということ。スイーツを置き去りにするぐらいうまい。ゆばスープは必ず飲めと言いたい。

ゆったり天然温泉入浴

「ろまんちっく村湯処あぐり」というところで天然温泉に入浴させてもらえることに。男一人で来たのでロマンチックもクソもない。

道の駅の一部ということで近代的な施設で中庭もかっこいいし、快適に過ごせる。
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なんか有名人もサインが飾られていてたくさん来てるみたい。
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湯船は露天風呂が大きくて気持ちいい。男の参加者は少ないからゆったりと入浴。道の駅のお店の方も行こうかなと考えてたけど、温泉が気持ちよすぎて行く時間がなくなってしまった。

風呂上がりに地元のビールを買ってリラックス。おまけにうまい棒がサービスで一本付いて来た。

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なんでもいいやと思って選んで申し込んだツアーで温泉まで入って、一年の疲れを癒すことができて本当に良かった。

羽生パーキングエリア

最後のお手洗い休憩。日暮れの時間に情緒のあるサービスエリアに入った。


行列の出来てるお店が気になるが一旦中に入ると、内装も雰囲気あるなぁ。
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そして先ほどの行列に並ぶとメニューはこんな感じだ。さっきビールを飲んだせいか焼き鳥が食べたくなったので思い切って3本入りを購入してみた。
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つくねがうまい。

解散

ガイドさんの最後のあいさつがあり、さいたま新都心について解散。

あとがき

男一人でツアーに参加したからと行って、浮くわけでもないし、周りから変な目で見られるわけでもないし(見られたとしても次の日からの人生に1ミリも影響ないので)、一人でバスツアーに行っても全然楽しい。自由行動の時間は本当に自由だし、一人だから時間を目一杯使える。やりたいこと目一杯出来る。素晴らしい。また一人で行こうと思う。みんなも行こう。

2021/12/05追記

最近、コミューンという会社に転職しました。
東洋経済のすごいベンチャー100にも選ばれた伸び盛りの会社です。

海外展開を目指して頑張って開発しています。
採用も頑張っているので、興味ある人は是非応募してみて下さい。
正社員だけではなく副業で開発を手伝ってくれる人も募集中です!

Continuous Deployment at Instagramを読んだ




を読んだので、そのまとめと考察を書き残す。

内容まとめ

なぜやるか

  • エンジニアが本当に速く行動できるようになる
    • 自分の好きな時にコードをデプロイでき、変更に関するイテレートでの時間の浪費が減る
  • 悪いコミットの特定がかなり簡単になる
    • 多くても2、3個のコミットだけ調べれば良い
  • 悪いコミットが検出されて対応されるのが速くなる
    • 結果として、無関係の変更を遅らせたることがなくなり、重要な修正を速くリリースできる

実装方法

  • 反復的な方法で構築したのがよかった
    • このシステムを脇で作って、急に切り替えたのではない
    • 現状のシステムを、継続的デプロイメントになるまで、進化させ続けた
以前のやり方
  • エンジニアが変更をmasterにマージし、即デプロイが必要ならロールアウトを行うし、そうでなければ他のエンジニアがロールアウトするのを待っていた
  • Fabricスクリプトで実装されていた
    • 事前の1台での小規模なテスト
    • ログの確認
    • 全台へのロールアウト
Canaryとテスト
  • ターゲットの1台ではなくcanaryマシンにデプロイをする
  • テストスイートはあったが、開発者のマシンで行われていた
  • Jenkinsでmasterの新しいコミットをテストするようにした
  • コードレビューにはPhabricator http://phabricator.org/ を使っている
  • SandcastleというCIシステム
    • 更新がある度にとテストを走らせ、結果を通知する
自動化
  • ロールアウトに状態(running、done、error)を追加した
    • 前のロールアウトがdoneでなければ、スクリプトが警告を出す
  • UIにabortボタンを追加した
  • masterのコミットのテストのログを全て記録するようにした
  • 最初は、自分たちがデスクで見ている時だけこの機能が有効であるように
  • もはや監視する必要がなくなるまでは、

問題

テストの失敗
  • あるコミットでテストが壊れると後続のコミットは全てデプロイできなくなる
  • 溜まったコミットを全てテストしてデプロイし直すことになるので、ロールアウトごとのコミットが増えてしまう
  • テストが遅いことと信頼性がないことが問題
    • テストが5分以内に動くように最適化した
    • テストが信頼できない原因になっていたインフラの問題を解決した
バックログ
  • デプロイが必要なコミットが常に溜まっていた
  • 全てのコミットが30分以内にデプロイされるというゴールを決めた
  • キューに溜まったコミットの残り時間を計算して複数のコミットの自動デプロイをする

原則

  • テスト
    • 速くする
    • 完全でなくて良いがかなりのカバレッジにする
    • 頻繁にテストする:
      • コードレビュー中
      • masterへのマージ前(失敗時はマージされないようにする)
      • masterへのマージ後
  • Canary
    • 全台にひどいコミットがデプロイされないようにカナリアテストを自動化する
  • 正常ケースの自動化
    • 正常な状況だけ自動化する
    • 異常は何であれ、自動処理が停止して人間が介入するようにする
  • 人々を快適にすること
    • 人々がコントロールを失ったような気になる時が自動化の最大の障壁である
    • 完了したこと、処理中のこと、処理直前のことを可視化する
  • 悪いデプロイも予期すること
    • 悪い修正は起こりうるが、問題ではない
    • 直ぐに検知して素早くロールバックすること。

今後やること

  • 速さを保つ
    • ロールアウトあたりのコミットをほんの少しずつにしておくためにロールアウトを速く保つ
  • カナリアテストを追加する
    • masterにマージされてしまう悪いコミットを減らしたいのでLandcastleにカナリアテストを組み込んでいる
    • Landcastleは、本番トラフィックで変更をテストして、カナリアテストの閾値を超えなかったらmasterへのマージをしない
  • 検知を改善する
    • カナリアテストで検知できなかった悪いコミットの影響を減らしたい
    • 1台テストからすぐ全台ではなく、その間にもっと段階を追加することが考えられる


考察

  • こういったことが実現できるためには、コードが綺麗にかけていることやコミットが綺麗に(アトミックに)作られていること、テストをきちんと書くことなど基礎的な技術力を全員が身に付けることがまずは大事だと思う。
  • 定常的に開発の締め切りに追われてしまうと、プロセスの改善が難しい。それを両立できるエンジニアまたはマネージメントをいかに確保できるかという問題のようにも思える。
  • エンジニア主導でサービスが回っている会社と営業・企画職主導でサービスが回っている会社では、リリースに関する考え方がかなり違う気がする
  • 去年のVelocity Conferenceでこの話をしていたけど、今年はどんな内容が発表されるか?
  • この記事の後の展開は公開されているか?
  • Phabricatorを採用した理由はなぜか?他を不採用にした理由は?

開発者が自発的に適切な粒度でレビュー依頼する助けにはなりそう

  • カナリアテストとは具体的にどうやってやるの?
    • 「カナリアテストは、いきなり全部の地域でデプロイするのではなく、1つの地域だけでデプロイしてみて、そのあとグローバルにデプロイするやり方。」 cf

「本番環境などという場所はない」マイクロソフトがSaaSの失敗と成功から学んだ、アジャイルからDevOpsへの進化(後編)。Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016 - Publickey

  • 有料サービスなどで全ユーザーに公平に同じ機能を提供する義務がある場合は、カナリアテストができるのだろうか?
  • 信頼性を下げていたテストインフラの問題は何だろうか?

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シンガポールの高級住宅地と団地



最近、世界の団地に関する記事を良く読みますが、各国の住宅事情を知ることが出来てとても面白いです。

シンガポール在住で団地住まいの友人の家に泊めてもらって、いろいろ話を聞いてきたので、自分でもそれを記事にしてみました。

団地が高い

古いものは5階建以下のものもあるんですが、最近建てられているものは30〜40階建が普通になっているそうです。

団地が過密

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最近建てられている団地はぎっしりと林立している。1戸あたりの面積も減少してるんだそうです。
なんと、浴室に使っていい面積にも制限があるとのこと。庶民はシャワーを浴びるだけなのが社会通念で、知人の日本人は浴槽を設置するためにとても苦労したそうです。

昔の団地は建物の間にゆったり空間を設けて立ちられていて、都心近くという立地もあり人気なんだそうです。
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団地が便利

団地の一角にフードコート(シンガポールではホーカーズという)や24時間営業のスーパーがあります。ホーカーズは、営業時間は午前8時〜午後8時営業、メニューは日本でいう松屋とか立ち食いそば屋の中華料理・マレー料理版といった感じ、朝食から夕飯まで手頃な価格で食べられます。

ゴミは分別しません。地下のゴミ集積所に直通のダクトに投げすてるだけです。

団地のデザイン性が高い

かわいい団地

かっこいい団地

古い団地は、外装が地味なものの、住環境が良いため人気があり、お金に余裕のある人が入居して、中をおしゃれに改装して使っているとのこと。

庶民の団地と対比として金持ちの住むところ

デザイナーズマンション

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お金を儲けで成り上がった若者は、近未来的なデザインのマンションに住みます。

バンガロー

ホランドビレッジという場所がシンガポールの高級住宅街です。

シンガポールではこのような住宅のことをバンガローと呼ぶそうです。欧米などの外資系企業の重役達が住んでいます。

ゴミ箱があちこちに置かれていて街の雰囲気を壊してる気がしてならないです。

この住宅街の奥側には、特にお金持ちの家の区画があって、このような庭・プール付き一戸建てに住んでいます。

美味しい洋食を食べ慣れている日本人でもでも納得の行く味が提供されているそうです。もちろん値段は高くて、普通に食事する2倍ぐらいは払うことになります。私は、ベーコンとなんとかのタルトを持ち帰りで食べてみましたが、美味しかったです。

以上、シンガポールの住宅事情に関するレポートでした。


シンガポールに行って社会見学として面白かったこと


マリーナ・ベイ・サンズのプールから絶景を見る人達を脇から見る

子供がプールから落ちて死んだりしないのかなーとずっと思ってたんだけど、さすがに人が落ちない構造になっていた。
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タワー3の最上階のバーで25シンガポールドルぐらいで飲み物を飲めばこの景色を見ることができる。
プールに入りたいわけではなく絶景を見たいだけならこちらの方が断然リーズナブルでお勧め。

罰金が高額である

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ちなみに、タバコのポイ捨ても禁止で、街が綺麗なことで有名なシンガポールですが、ポイ捨てタバコを発見してしまいました。
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残念なことです。

甘くないラッシーの飲みごたえがすごい

日本でラッシーというと、甘い飲み物でジュースのイメージだと思う。ところが、シンガポールのインド人街のインド料理屋で飲んだこちらのSpecial Sindhi Mathaはラッシーの一種でありながら、甘くない。
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注文の際には店員さんに、これはとてもスパイシーな飲み物なんだけど大丈夫かと聞かれるほどだ。ストローで飲もうとしてみたが、ハーブっぽい植物など固形物が多過ぎてストローで吸えない。氷が入っているが、スプーンで飲んでみるとこれは要するに冷製スープのようであり、美味しい。どこかで飲んだことがあるような不思議な味がする。
単なるスープであれば、ごくごく飲んで平らげるところだが、何口か飲んだだけでなぜかすごい飲みごたえがあって、もうこれぐらいでいいやって感じになってしまう。普段は何も残さないように頑張るんだけど、これは8割ぐらい頑張って飲んだが残してしまった。味はとても美味しいので、非日常体験として数人で一つ注文することをお勧めします。

公園の橋が高い

ヘンダーソン・ヒル(Henderson Hill)という公園内の橋は高さが36メーターある。めっちゃ高い。下が普通の道路なので落ちたら木っ端微塵になって死ぬこと間違いなし。
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当たり前だが、橋まで登れば眺めはとても良い。

登る途中の公園内も、熱帯雨林地域だけあってジャングルっぽい。
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ここは普通の住宅地近辺にある地元民向け公園なので、一般的な観光としてお勧めはしない。



コンセントの差し口にスイッチがある

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一瞬、これは便利と思ったが、充電してたつもりがされてなかったなどの弊害の方が大きい気がしてきた。

痴漢防止のポスターが実写である

日本だと痴漢防止のポスターって漫画で書かれてるものしか思い出せないが、シンガポールで見かけたこちらのポスターは実写であり、痴漢役は顔が写ってしまっている。
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実際はこんな顔の向きで痴漢する人はいないと思うが、いやらしい表情がバッチリ写ってしまっている。痴漢役に似てる顔の人は、風評被害がすごいんじゃないだろうかと(余計なお節介かもしれないが)思わざるにはいられない。

仏舎利(仏陀の歯)を祀ってある佛牙寺がある

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撮影禁止なので写真は撮れなかったが、4階の金ピカの部屋にお釈迦様の歯が祀られているのを見ることが出来た。
2階と3階は仏教関係の美術品の展示でこれも見応えがある。屋上は庭園になっている。
手塚治虫のブッダを全巻読破した一人としてはとても良い思い出を作ることが出来た。ブッダは自分の子供にも絶対読ませたくなる名作なので、是非皆さんも読んで下さい。

まとめ

シンガポール楽しかったです。
楽しさは伝わりましたでしょうか?
気になったものがあれば、是非シンガポールに行ってみて下さい。

シンガポールに行く前にこの本を読みましたが、歴史がコンパクトにまとめられていて良かったです。

物語 シンガポールの歴史 (中公新書)

物語 シンガポールの歴史 (中公新書)


ヤフー臨時株主総会参加レポート【お土産画像なし】



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いつも通り有楽町の東京国際フォーラムにやってきました。
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しかし、いつも総会が始まる前にくつろいでいた神戸屋がなくなってる!
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代わりにSHAKE SHACKになってる!


いつもと違って会場が7階です。エスカレーターが長いです。
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なんということでしょう!今回は飲み物のサービスもないではありませんか

会場に入ってみると、いつもよりガラガラですが、いつも通り年配の方が多い。

総会開始

今日は孫さんが不参加とのこと。
説明が短い。1分で終わった。

質問タイム

  • どうして名前言わなせないの?
  • 担当職員が電話しても出ないのはなぜか?
  • 社員をこき使ってないか?
  • なぜこのタイミングで選任するの?
  • 監査等の取り締まりとそうでない取締役の違いは?
  • グローバルなシナジーがあるか?
  • ジョナサンブロック本人のコメントは?

なんだかんだで承認可決。

閉会

10:21に閉会し、続いてジョナサンの自己紹介。

お土産

お土産は、招集通知に書かれていた通り、ありませんでした。
以上です。