素人iOSアプリ開発でプロの開発者に個人レクチャーをしてもらってとても良かったのでレポート
経緯
最近、個人的にiOSアプリを開発し始めました。Swiftの勉強はしたので、簡単なUIを作るぐらいはできたのですが、本格的なアプリを作るためには、UIKitの使い方や、Xcodeの使い方、iOS各種機能の使い方なども習熟しなければいけません。学生並みに時間がたっぷりあれば自分で勉強したでしょうし、外注したり、開発者の仲間を募って協力してもらえば、それなりに捗るとは思います。ただ、自分はサラリーマンで勉強時間はそんなに取る余裕はありませんし、外注や共同開発者は割とデメリットが大きいと思いました。
- 外注するデメリット
- 契約などが面倒臭い
- 納品後にしかクオリティが分からないのに、料金は先に決めなければいけない
- ノウハウがたまらないので納品後のメンテナンスができない(メンテ料金は払いたくない)
- 共同開発者を増やすデメリット
- 収益化した時のお金の分配が煩わしい
- 増やしたメンバーに途中で抜けられると、開発や運用が継続できなくなる
そこで、開発自体は自分で行いながら、腕の立つプロの開発者に分からない部分を教えてもらうことで、いい感じに開発を進められないだろうかと考えていました。
そんな時に、とある縁があって、iOSの勉強会などをよく主催なさっている平松さんに、アプリ開発の個人レクチャーをお願いできる機会に恵まれました。
レクチャーをお願いして良かったこと
現場の第一線で活躍なさっている方から得たもの(以下の通り)は自分が予想していたよりも大きく、とても有意義な一日になりました。
- ピンポイントで必要なことを必要なレベルで教えてもらえました
- 当たり前ですが、一般的な講習との一番大きな違いだと思います
- Xcodeの使いこなしを直に見たり聞いたりして、普段自分では気づかなかったXcodeの操作方法やTipsをたくさん知ることができました
- 言葉だけでは説明しづらいTipsも結構あります
- 自分でやり方を調べたり試行錯誤したとすると、数日間はハマってしまっていたであろうことを、「これはよくハマりがちなんですが〜」と予め教えてもらえました
- 新しい開発手法のノウハウを教えてもらって今後の開発が捗りそうです
- 特にautolayoutの効率的な組み方を教えてもらえたのが良かったです
- 書籍やWebではまだドキュメントが充実していないライブラリやiOSの機能も教えてもらえた
- とくにプッシュ通知などのバックエンドが絡む部分をParseを使って実装すると色々と捗ることを教えてもらって、バックエンドの実装がほぼなくなりそうなことが分かりました
「今後も分からないことがあったら教えますんで、また連絡下さい」と仰っていたので、皆さんも平松さんにレクチャーをお願いしてみてはいかがでしょうか。
平松さんのTwitter http://twitter.com/#!/himara2
レクチャーしてもらう側としてのポイントだと思ったこと
- アプリの要件、画面構成など、何を作りたいかは細かいところまでハッキリさせておくこと
- どう作るかは、素人考えであれこれ考えても無駄が多く、丸投げする感じで教えてもらうこと
- 実装するにあたって、自分が技術的に分かっている所、分からない所をハッキリさせておくこと
- 紙とペンも持参すること
- 教えてもらったやり方などをちゃんとメモしておくこと
- 教えてもらった成果物だけあっても、作成過程を再現できなかったり、そのように作られている理由が思い出せなければ、結局外注と同じになってしまいます
- 実機での検証ができる環境を前日までに整えておくこと
- 今回、実機でしか動かすことができないPush通知も教えてもらおうと思っていたのですが、なぜかApple Depeloper Centerにログインできない状況に陥り、実機検証ができなくて断念しました
当日の模様
- 11:00に平松さんオススメのシェアオフィス【東京・渋谷】ありんこオフィスで合流
- 午前中は、席が半分以上空いていました(ありんこオフィス内の様子)
- 横に二人がけのデスクがちょうどあったので確保
- 作りたいものを説明して、若干作ってあったUIを見てもらった
- UINavigationControllerの使い方の細かいことを教えて貰った
- 13:00ちょい前〜昼ご飯休憩
- 14:00〜レクチャー再開
- CustomView、autolayout、Parseを教えて貰った
- 17:30〜疲れてきたのでおやつ休憩
- コワーキングスペース内のオフィスグリコは食べたいものが見つからなかったので、隣のヒカリエ内のローソンで買い出し
- 18:00〜レクチャー再開
- 色々細かいことを教えてもらった
- 18:30に、今の段階で教わりたい要素が出尽くしたので解散
- 利用料金1000円でありんこオフィスもなかなか良かった
あとがき
Objective-Cの定番の書籍を書いていた人がSwiftの書籍も出したので、この機会にちゃんと勉強し直そう
- 作者: 荻原剛志
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2014/12/11
- メディア: 大型本
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