東京で消耗したからフランスに行くことにした 〜 パリ、ベルサイユ、モンサンミッシェル 〜
東京で消耗すると四国に移住する人もいるみたいですが、私はもっと東京で消耗するために充電したくて、フランスとスイス、リヒテンシュタイン、ドイツを旅行してきました。
この記事では、フランス観光の部分を、ガイドブックには乗ってなさそうな個人的に気になったものや面白かったものも織り交ぜつつ、写真とコメントで紹介していきます。
結構長いので、英語の勉強に疲れた時など合間合間の息抜きに読んでいただければと思います。
旅のしおり
- パリ
- ホテル: カンパニール ポルト ド イタリー CAMPANILE PORTE D' ITALIE
- 観光:ルーブル美術館、エッフェル塔、ノートルダム大聖堂、凱旋門、シャンゼリゼ通り、セーヌ川クルーズ
- 昼ごはん エスカルゴ
- ベルサイユ
- 観光:ベルサイユ宮殿
- 昼ごはん 牛肉の煮込み
- モンサンミッシェル
- ホテル: ルレドゥロイ LE RELAIS DU ROI
- 昼ごはん オムレツ
- パリ(リヨン駅)からスイスへ向けて
- TGV(2等車)
では、旅行スタート!
まずは成田空港まで行く途中で品川駅に寄り、パリでよく見かけるらしいPAULというパン屋さんで朝食をとり、気持ちを盛り上げてみました。普段もたま〜に行きますが、お値段がお高いだけあっておいしいです。
初めて成田エクスプレスに乗りました。高いですが、乗り心地は良かったです。途中でスカイツリーが見えました。
(成田空港と機内略。写真撮り忘れました…)
パリのシャルルドゴール空港に到着しました!
さすがは芸術の都パリ。荷物を受け取るところの床が、魚が泳いでいるように見えるアート作品になっています。
外環道路を使って空港からホテル(カンパニール ポルト ド イタリー CAMPANILE PORTE D' ITALIE)に行き、一泊しました。(今回の旅行で泊まったホテルはどこも似たり寄ったりでしたが)ドアの立て付けがイマイチで開け閉めするたびに床につまるの何とかして欲しい。
朝、早起きして、ホテル周辺の散策に行ってみました。
交差点が面白いです。ロータリー方式というんでしょうか。信号がなく、交差点に進入してぐるっと回って目的の方向に抜ける方式になっています。
民家もやっぱりヨーロッパ感がありますね!
何て事のない街並みも何故かどことなくオシャレ
朝食後、バスでパリ市内の主要観光名所を一通り巡りました。
例の物騒な事件の起きたビルとのこと。
ナポレオン遠征時にエジプトから運んできたというオベリスク。でかい。
有名な凱旋門です。ここを中心に主要道路が放射状に延びています。言い換えると、ここがロータリー方式の大きな交差点の中心です。車が5重ぐらいの輪でぐるぐる回っています。一度内側の輪に入るとなかなか抜け出せません(笑)。
エッフェル塔も朝日を背景にして眺めると清々しい気分に。
エッフェル塔が綺麗に撮れる撮影スポットに来ました!周囲の植え込みを見てみると切り込み方が面白い。
本日のメインイベント、ルーブル美術館にやってきました!
ダ・ヴィンチ・コードに出てくるガラスのピラミッドが地下の駐車場から受付に向かう途中の広間にありました!
これがミロのビーナスだ。よく見ろ!すごく貴重なもののはずなんですが、ガラスで防御されてたりしないんですよ
世界的スポーツブランドであるナイキの社名とロゴマークの元となったニケの像。写真ではうまく伝わらなさそうですが、本物を見ると、水に濡れた衣が風にたな引く様子が表現されており、実に繊細な作品であることが感じられます。
世界一有名な絵画作品であるモナリザです。過去に数回盗難されている(5回?)そうで、これはすごく厳重に守られています。ものすごい人だかりでした。
こちらはルーブル美術館にあるナポレオンの戴冠式の絵ですが、後ほど紹介するベルサイユ宮殿にある作品と何箇所かが違って描かれています。どこが違うかお分かりになるでしょうか?よく見ておいてください
よくパロディにされるフランス革命の絵ですね。
ナポレオンは背が低かったことがコンプレックスだったらしく、それを隠すために肖像画は馬に乗っているものが多いんだそうです
フランスの名物料理の一つであるエスカルゴを食べました。サザエのようにくるくるっと中身を引っ張り出して食べます。左上の変な道具は身を取り出すときに殻を挟んでおくものですが、正直言うと使いにくいです。味は、貝類に似てます。不味くもないし、そんなに美味しくもないですが、白ワインにはよく合う味です。余ったオリーブオイルをバケット染み込ませて食べると美味。ちなみにカタツムリの渦巻きはフィボナッチ数で形が決まっているそうですよ。
シャンゼリゼ大通りにあるルイヴィトン本店。さすがは本店だけあって、ビル一棟がまるごとルイヴィトンです。入るときには荷物チェックがあります。私は高級ブランドには興味がなくよく分からなかったのですが、他に日本から来ていた旅行者曰く、日本で買うよりも結構安いとのこと。
二日目、ホテルからベルサイユ宮殿まで向かいます。
移動中に見たパリ市内の墓地です。ぼちぼち混雑してるわ。
六本木にあるホテルアイビスと関係あるのかと思ったのですが、こちらはイビスという読み方で関係ないそうです。
Microsoft社屋
この旅行を通して飛行機雲をとてもよく見ました。標高とか気候とかの影響でしょうかね。
ベルサイユ宮殿来たー。朝早いので閑散としてます。
柵の隅に飾られた彫刻も躍動感と力強さが感じられますね。万一、広い家に住むことができたらこんなの一体欲しい。
この派手すぎる門、当時の絶対王政の贅沢さが伺えますね。
こちらが入り口です〜
建物の外観もしっかり作り込まれていますね。すごい
内装が映画のセットのような美しさ!←本物に対して失礼
権力と栄華を極め、日の沈まぬ国フランスの太陽王と言われたルイ14世のシンボルマークです
シャンデリアも豪華。ガラスではなくて、水晶で作られているそうです。
寝室がいっぱいあってどこが誰の寝室なのかもはや思い出せないですが、これがマリーアントワネットの寝室だったかなぁ。後ろの壁には秘密の抜け穴があるらしい。
天井の四隅にある彫刻(?)もディテールまで凝っていてめっちゃかっこいい!
当時の食卓を再現したテーブルらしいんだけど、椅子がふかふか過ぎて逆に食べづらそうですね。
こちらがベルサイユ宮殿バージョンのナポレオン戴冠式の絵です。ルーブル美術館バージョンとの違い分かりますか?
ルイ14世は達筆だったらしく、自筆の手紙の拡大が壁に描かれていました。フランス語の内容は分かりません。フランス語できる方、解読お願いします
ここでも綺麗な飛行機雲を見ることができました。
ベルサイユ宮殿を出てお土産屋さんに向かって歩いてたら、馬が来た〜
ベルサイユ宮殿のすぐ脇にある横断歩道がひどい。信号の青の時間が8秒ぐらいしかなくて、絶対に歩いて渡りきれない。
ベルサイユ宮殿のそばのRESTAURANTE AU FOU DU ROYというお店で昼ごはんに牛の煮込み料理を食べました。付け合せはジャガイモです。
飲み物は、ビールといちごジュースを注文しました。いちごジュースって日本だとあまりないので珍しいなと思ってみたら、とても美味しかったです。
デザートはエクレアでした。これはまあまあかな。
ベルサイユの後は、モンサンミッシェルに向けて高速道路で350kmの道のりをひた走りました。
途中で降りたサービスエリアで、ゴミが鳥に漁られていました。ただ、日本がカラスなのに対して、こちらでは何か白い鳥なんですよね。
飛び立つ瞬間も激写!こいつら食い逃げだー
サービスエリアのカフェの看板。こういうところで飲むコーヒーもいちいちうまい
だだっ広い農村地区の向こう側にとうとうモンサンミッシェルが見えてきました〜。ちなみに、モンサンミッシェルのスペルはMont-Saint-Michelで、意味はMont = 山、Saint = 聖、Michel = ミカエル(天使の名前)、つまり聖ミカエルの山ということになります。
カトリックの巡礼地のひとつで、世界遺産にもなっていて、同じく世界遺産である厳島神社のある広島県廿日市市とは姉妹都市なんだそうです。
この日は、ルレドゥロイ(LE RELAIS DU ROU)というホテルに宿泊しました。この旅を通してどこでも同じようなものですが、ドアの立て付けがいまいちでした(問題というほどではないです)。
近くのレストランの看板には日本語も書かれていてありがたい。
夜のモンサンミッシェルはライトアップされていて、幻想的な雰囲気です。
清々しい朝日に映えるモンサンミッシェルは独特の神々しさが感じられます。
モンサンミッシェルと駐車場を結ぶシャトルバスです。このシャトルバスの面白いところは、両端に運転席があって、どちらにも走れるようになっているところです。
塔の上には聖ミカエルの像が祀られています。
いよいよ島に上陸します!
モンサンミッシェルの周りは、満潮時にはぐるっと海に取り囲まれていたはずなのですが、道路工事の影響で陸続きになってしまったそうで、かつての姿を取り戻すため再度の工事中でした。
モンサンミッシェルでもやっぱり飛行機雲が見えました。
島の中を修道院に向かって歩いて行く途中は、中世当時のままの街並みを感じることができます。
すずめがいるのは日本と同じですね。かわいい
モンサンミッシェルは要塞だったこともあって、当時はこのような穴から外敵を撃っていたそうです。
写真中央を奥に抜ける階段が、島の中で一番狭い通路。外敵の侵入を防ぐために、狭くなっているとのこと。
いよいよ修道院に入ります
床石には番号が彫ってあります。これは、石を運んだ人が運んだ数に応じて労賃をもらうための印として掘られたんだそうです。
中庭がすごく綺麗ですが、中には入れません。
柱で建物を支える建築方式になっています。
こういう通路を通ると、ダ・ヴィンチ・コードごっこがしたくなりますね。
ここは何だっけな…。葬式の部屋だったかな。AΩは見慣れたローマ字でいうとAZで、「初めから終わりまで」を意味しているそうです。
まるでゲームのワンシーンのような雰囲気が味わえる。
モンサンミッシェル名物のオムレツを作っていたポーラおばさんの絵とフライパン。絵を見ると、フライパンの大きさが分かると思いますが、でかいです。
モンサンミッシェルから少し移動したお店でオムレツを頂きました。はっきり言って、味は大したことない(断言)。むしろ、付け合せのジャガイモの方が美味しかったです。この辺の名産らしいシードル(発泡性の林檎のお酒)も美味しかった。
スイスに行く電車に乗るため、パリに戻ってリヨン駅にきました。
リヨン駅正面入り口。日本の近代的な駅と違って、すごく歴史的な雰囲気です。
駅のゴミ箱(?)もおしゃれ、なのかな(笑)
駅の駐輪場で良く見る前二輪のバイク。流行っているみたい。
駅構内にfnacを発見〜。フランスで日本の漫画が人気があるというニュースでよく出てくる大手書店なので、フランスに行ったら自分の目で確かめてみたかったんですが、確かに日本の漫画もいっぱい置いてありましたよ!
TGVの雄姿。世界最速と思って乗ったんですが、区間によってはただの鈍行なんだそうです。ええ、遅かったですよ。
TGVの内装。座席が回転できない設計になっていて、進行方向逆向きに座ることになってしまいました。
ディテールを見るとやっぱり新幹線の方がクオリティ高い気がしますね
あとがき
移動中は日本で買っておいたこの本を読んでいました。
- 作者: 松本慎二
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: 単行本
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最後に、海外旅行の感想としてはありきたりですが、改めて日本はとても恵まれた国だと思いました。こんなに良い国を作ってくれた全ての人に感謝と敬意を忘れないようにしたいと思います。
以上、フランス観光でした。スイス、リヒテンシュタイン、ドイツの話も近々公開したいと思います。