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Continuous Deployment at Instagramを読んだ




を読んだので、そのまとめと考察を書き残す。

内容まとめ

なぜやるか

  • エンジニアが本当に速く行動できるようになる
    • 自分の好きな時にコードをデプロイでき、変更に関するイテレートでの時間の浪費が減る
  • 悪いコミットの特定がかなり簡単になる
    • 多くても2、3個のコミットだけ調べれば良い
  • 悪いコミットが検出されて対応されるのが速くなる
    • 結果として、無関係の変更を遅らせたることがなくなり、重要な修正を速くリリースできる

実装方法

  • 反復的な方法で構築したのがよかった
    • このシステムを脇で作って、急に切り替えたのではない
    • 現状のシステムを、継続的デプロイメントになるまで、進化させ続けた
以前のやり方
  • エンジニアが変更をmasterにマージし、即デプロイが必要ならロールアウトを行うし、そうでなければ他のエンジニアがロールアウトするのを待っていた
  • Fabricスクリプトで実装されていた
    • 事前の1台での小規模なテスト
    • ログの確認
    • 全台へのロールアウト
Canaryとテスト
  • ターゲットの1台ではなくcanaryマシンにデプロイをする
  • テストスイートはあったが、開発者のマシンで行われていた
  • Jenkinsでmasterの新しいコミットをテストするようにした
  • コードレビューにはPhabricator http://phabricator.org/ を使っている
  • SandcastleというCIシステム
    • 更新がある度にとテストを走らせ、結果を通知する
自動化
  • ロールアウトに状態(running、done、error)を追加した
    • 前のロールアウトがdoneでなければ、スクリプトが警告を出す
  • UIにabortボタンを追加した
  • masterのコミットのテストのログを全て記録するようにした
  • 最初は、自分たちがデスクで見ている時だけこの機能が有効であるように
  • もはや監視する必要がなくなるまでは、

問題

テストの失敗
  • あるコミットでテストが壊れると後続のコミットは全てデプロイできなくなる
  • 溜まったコミットを全てテストしてデプロイし直すことになるので、ロールアウトごとのコミットが増えてしまう
  • テストが遅いことと信頼性がないことが問題
    • テストが5分以内に動くように最適化した
    • テストが信頼できない原因になっていたインフラの問題を解決した
バックログ
  • デプロイが必要なコミットが常に溜まっていた
  • 全てのコミットが30分以内にデプロイされるというゴールを決めた
  • キューに溜まったコミットの残り時間を計算して複数のコミットの自動デプロイをする

原則

  • テスト
    • 速くする
    • 完全でなくて良いがかなりのカバレッジにする
    • 頻繁にテストする:
      • コードレビュー中
      • masterへのマージ前(失敗時はマージされないようにする)
      • masterへのマージ後
  • Canary
    • 全台にひどいコミットがデプロイされないようにカナリアテストを自動化する
  • 正常ケースの自動化
    • 正常な状況だけ自動化する
    • 異常は何であれ、自動処理が停止して人間が介入するようにする
  • 人々を快適にすること
    • 人々がコントロールを失ったような気になる時が自動化の最大の障壁である
    • 完了したこと、処理中のこと、処理直前のことを可視化する
  • 悪いデプロイも予期すること
    • 悪い修正は起こりうるが、問題ではない
    • 直ぐに検知して素早くロールバックすること。

今後やること

  • 速さを保つ
    • ロールアウトあたりのコミットをほんの少しずつにしておくためにロールアウトを速く保つ
  • カナリアテストを追加する
    • masterにマージされてしまう悪いコミットを減らしたいのでLandcastleにカナリアテストを組み込んでいる
    • Landcastleは、本番トラフィックで変更をテストして、カナリアテストの閾値を超えなかったらmasterへのマージをしない
  • 検知を改善する
    • カナリアテストで検知できなかった悪いコミットの影響を減らしたい
    • 1台テストからすぐ全台ではなく、その間にもっと段階を追加することが考えられる


考察

  • こういったことが実現できるためには、コードが綺麗にかけていることやコミットが綺麗に(アトミックに)作られていること、テストをきちんと書くことなど基礎的な技術力を全員が身に付けることがまずは大事だと思う。
  • 定常的に開発の締め切りに追われてしまうと、プロセスの改善が難しい。それを両立できるエンジニアまたはマネージメントをいかに確保できるかという問題のようにも思える。
  • エンジニア主導でサービスが回っている会社と営業・企画職主導でサービスが回っている会社では、リリースに関する考え方がかなり違う気がする
  • 去年のVelocity Conferenceでこの話をしていたけど、今年はどんな内容が発表されるか?
  • この記事の後の展開は公開されているか?
  • Phabricatorを採用した理由はなぜか?他を不採用にした理由は?

開発者が自発的に適切な粒度でレビュー依頼する助けにはなりそう

  • カナリアテストとは具体的にどうやってやるの?
    • 「カナリアテストは、いきなり全部の地域でデプロイするのではなく、1つの地域だけでデプロイしてみて、そのあとグローバルにデプロイするやり方。」 cf

「本番環境などという場所はない」マイクロソフトがSaaSの失敗と成功から学んだ、アジャイルからDevOpsへの進化(後編)。Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016 - Publickey

  • 有料サービスなどで全ユーザーに公平に同じ機能を提供する義務がある場合は、カナリアテストができるのだろうか?
  • 信頼性を下げていたテストインフラの問題は何だろうか?

継続的インテグレーション入門

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継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化

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シンガポールの高級住宅地と団地

最近、世界の団地に関する記事を良く読みますが、各国の住宅事情を知ることが出来てとても面白いです。

シンガポール在住で団地住まいの友人の家に泊めてもらって、いろいろ話を聞いてきたので、自分でもそれを記事にしてみました。

団地が高い

古いものは5階建以下のものもあるんですが、最近建てられているものは30〜40階建が普通になっているそうです。

団地が過密

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最近建てられている団地はぎっしりと林立している。1戸あたりの面積も減少してるんだそうです。
なんと、浴室に使っていい面積にも制限があるとのこと。庶民はシャワーを浴びるだけなのが社会通念で、知人の日本人は浴槽を設置するためにとても苦労したそうです。

昔の団地は建物の間にゆったり空間を設けて立ちられていて、都心近くという立地もあり人気なんだそうです。
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団地が便利

団地の一角にフードコート(シンガポールではホーカーズという)や24時間営業のスーパーがあります。ホーカーズは、営業時間は午前8時〜午後8時営業、メニューは日本でいう松屋とか立ち食いそば屋の中華料理・マレー料理版といった感じ、朝食から夕飯まで手頃な価格で食べられます。

ゴミは分別しません。地下のゴミ集積所に直通のダクトに投げすてるだけです。

団地のデザイン性が高い

かわいい団地

かっこいい団地

古い団地は、外装が地味なものの、住環境が良いため人気があり、お金に余裕のある人が入居して、中をおしゃれに改装して使っているとのこと。

庶民の団地と対比として金持ちの住むところ

デザイナーズマンション

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お金を儲けで成り上がった若者は、近未来的なデザインのマンションに住みます。

バンガロー

ホランドビレッジという場所がシンガポールの高級住宅街です。

シンガポールではこのような住宅のことをバンガローと呼ぶそうです。欧米などの外資系企業の重役達が住んでいます。

ゴミ箱があちこちに置かれていて街の雰囲気を壊してる気がしてならないです。

この住宅街の奥側には、特にお金持ちの家の区画があって、このような庭・プール付き一戸建てに住んでいます。

美味しい洋食を食べ慣れている日本人でもでも納得の行く味が提供されているそうです。もちろん値段は高くて、普通に食事する2倍ぐらいは払うことになります。私は、ベーコンとなんとかのタルトを持ち帰りで食べてみましたが、美味しかったです。

以上、シンガポールの住宅事情に関するレポートでした。

シンガポールに行って社会見学として面白かったこと


マリーナ・ベイ・サンズのプールから絶景を見る人達を脇から見る

子供がプールから落ちて死んだりしないのかなーとずっと思ってたんだけど、さすがに人が落ちない構造になっていた。
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タワー3の最上階のバーで25シンガポールドルぐらいで飲み物を飲めばこの景色を見ることができる。
プールに入りたいわけではなく絶景を見たいだけならこちらの方が断然リーズナブルでお勧め。

罰金が高額である

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ちなみに、タバコのポイ捨ても禁止で、街が綺麗なことで有名なシンガポールですが、ポイ捨てタバコを発見してしまいました。
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残念なことです。

甘くないラッシーの飲みごたえがすごい

日本でラッシーというと、甘い飲み物でジュースのイメージだと思う。ところが、シンガポールのインド人街のインド料理屋で飲んだこちらのSpecial Sindhi Mathaはラッシーの一種でありながら、甘くない。
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注文の際には店員さんに、これはとてもスパイシーな飲み物なんだけど大丈夫かと聞かれるほどだ。ストローで飲もうとしてみたが、ハーブっぽい植物など固形物が多過ぎてストローで吸えない。氷が入っているが、スプーンで飲んでみるとこれは要するに冷製スープのようであり、美味しい。どこかで飲んだことがあるような不思議な味がする。
単なるスープであれば、ごくごく飲んで平らげるところだが、何口か飲んだだけでなぜかすごい飲みごたえがあって、もうこれぐらいでいいやって感じになってしまう。普段は何も残さないように頑張るんだけど、これは8割ぐらい頑張って飲んだが残してしまった。味はとても美味しいので、非日常体験として数人で一つ注文することをお勧めします。

公園の橋が高い

ヘンダーソン・ヒル(Henderson Hill)という公園内の橋は高さが36メーターある。めっちゃ高い。下が普通の道路なので落ちたら木っ端微塵になって死ぬこと間違いなし。
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当たり前だが、橋まで登れば眺めはとても良い。

登る途中の公園内も、熱帯雨林地域だけあってジャングルっぽい。
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ここは普通の住宅地近辺にある地元民向け公園なので、一般的な観光としてお勧めはしない。



コンセントの差し口にスイッチがある

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一瞬、これは便利と思ったが、充電してたつもりがされてなかったなどの弊害の方が大きい気がしてきた。

痴漢防止のポスターが実写である

日本だと痴漢防止のポスターって漫画で書かれてるものしか思い出せないが、シンガポールで見かけたこちらのポスターは実写であり、痴漢役は顔が写ってしまっている。
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実際はこんな顔の向きで痴漢する人はいないと思うが、いやらしい表情がバッチリ写ってしまっている。痴漢役に似てる顔の人は、風評被害がすごいんじゃないだろうかと(余計なお節介かもしれないが)思わざるにはいられない。

仏舎利(仏陀の歯)を祀ってある佛牙寺がある

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撮影禁止なので写真は撮れなかったが、4階の金ピカの部屋にお釈迦様の歯が祀られているのを見ることが出来た。
2階と3階は仏教関係の美術品の展示でこれも見応えがある。屋上は庭園になっている。
手塚治虫のブッダを全巻読破した一人としてはとても良い思い出を作ることが出来た。ブッダは自分の子供にも絶対読ませたくなる名作なので、是非皆さんも読んで下さい。

まとめ

シンガポール楽しかったです。
楽しさは伝わりましたでしょうか?
気になったものがあれば、是非シンガポールに行ってみて下さい。

シンガポールに行く前にこの本を読みましたが、歴史がコンパクトにまとめられていて良かったです。

物語 シンガポールの歴史 (中公新書)

物語 シンガポールの歴史 (中公新書)


ヤフー臨時株主総会参加レポート【お土産画像なし】

株主総会

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いつも通り有楽町の東京国際フォーラムにやってきました。
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しかし、いつも総会が始まる前にくつろいでいた神戸屋がなくなってる!
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代わりにSHAKE SHACKになってる!


いつもと違って会場が7階です。エスカレーターが長いです。
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なんということでしょう!今回は飲み物のサービスもないではありませんか

会場に入ってみると、いつもよりガラガラですが、いつも通り年配の方が多い。

総会開始

今日は孫さんが不参加とのこと。
説明が短い。1分で終わった。

質問タイム

  • どうして名前言わなせないの?
  • 担当職員が電話しても出ないのはなぜか?
  • 社員をこき使ってないか?
  • なぜこのタイミングで選任するの?
  • 監査等の取り締まりとそうでない取締役の違いは?
  • グローバルなシナジーがあるか?
  • ジョナサンブロック本人のコメントは?

なんだかんだで承認可決。

閉会

10:21に閉会し、続いてジョナサンの自己紹介。

お土産

お土産は、招集通知に書かれていた通り、ありませんでした。
以上です。

IT企業の新卒エンジニア・プログラマ採用面接官になったので面接内容を就活してる人のために晒す


うちの会社はきっちりした技術試験を作るほどのリソースを採用にかけられていないので、エンジニアの面接官が応募者のスキルレベルを測ることになっています。今年、そのエンジニア面接官に任命されたのですが、面接をしてみると、こちらの知りたいことと応募者のアピールして来ることが噛み合っていないということに気づきました。

面接に使える時間は限られていますので、お互いにその時間を最大限有効に使いたいものです。他社の面接官も気持ちは同じだと思いますので、一例として参考にして頂ければと思います。

エンジニア面接の目的

  • 超すごい人を探すのではなく、エンジニアとしてのキャリアを始めるための最低限の基準を満たしていることを確認する
  • ソフトウェアを作ることと開発スキルをつけることに対する熱意と行動力がある人を求めています。熱意だけで行動が伴わない人は求めていません
  • 「〜の経験があります」「〜歴N年」「中学の頃から◯◯をやっています」と言われてもピンキリなので、ピンからキリまでのどこぐらいかを探る
  • 口下手でも良いのでエンジニリングの基礎が身についている人をうまく見つけ出す

アピールされてもしょうがないこと

  • 高いコミュ力や社交性
    • コミュ力は共同作業で支障が出ないレベルであれば十分です。例えば、友達グループで旅行の計画を立てて、無断遅刻とかせず、ひどい喧嘩したりせず、みんな楽しく過ごして帰ってこれるぐらいで十分です。社交的であるとか、アピールがうまいとか、交渉力があるとか、リーダーシップが取れるとかはエンジニアとしてはあくまでおまけであり、技術力がなければ意味がないです
  • 最先端技術の知識
    • 基礎力がある上にアンテナを張ってるのなら良いですが、表面的な先端技術の追いかけだけならすぐに陳腐化するので高く評価は出来ません。ただし、社内での今後の導入が決まっている技術をこちらが教えてもらえるくらい精通してるのなら話は別です
  • 「〜大好き」(例「ゲームが好きです」「インターネットが大好きです」)
    • 野球がどれだけ好きでも、観戦してるだけの人はプロ野球の入団テストを受けても意味がないです。それと同じで、IT消費者側としての「好き」はエンジニア採用の合否の判断材料になるべく使わないようにしています
  • 卒論・修論研究の内容やレベル
    • 業務に直結しない限り、合否の判断材料にはしません。真面目にやってるかどうかがだけが気になります。

面接内容

本人が経験ありと言っている技術(複数あれば、経験年数が長かったり、得意と言っているもの)について具体的な知識やスキルを問います。基本的なこと(入門書籍、「一週間でできる〇〇」レベル)の質問にスラスラ答えられれば合格点を出します。マニアックなことは聞きません。

  • HTML歴N年という人であれば当然知ってるはずの下記のようなことを聞きます。
    • 「改行を入れる時はどういうタグを使いますか?」
    • 「箇条書きを作る時はどういうタグを使いますか?」
  • Linux/Unixの経験ありという人であれば、
    • 「カレントディレクトリのパーミッションを知りたいときはどういうコマンド使いますか?(実際にその場でやってもらい)出力から何が読み取れますか?」
    • 「1000行あるファイルの800行目を確認したい時ってどうします?(実際にやってもらう)」
  • プログラミングはAIZU ONLINE JUDGEの問題セット「Introduction to programming」と同じような問題を得意な言語で解いてもらう
    • 2問用意して、応募者自身でどちらか出来そうな方を選ぶ
    • 正しく動きさえすればよい。コードの綺麗さ、アルゴリズムの速さ、メモリ消費などは気にしない
    • 一発でできなくても良い。何回でもコンパイルや実行をしてみて直せば良い
    • 分からないことが出て来たら途中で質問しても良い
    • 完成したら、出力とコードを見せてもらう
    • 10分ぐらいで打ち切る
    • 他にどんな書き方を考えたか、もっと時間があったらどこをどう直したいか聞く
  • Gitを使ったことがある人
    • GitHubからのクローン、ブランチの作成、ファイルの追加、コミット、GitHubへのプッシュを実際にやってもらう

高度なことやマニアックなことは入社後に身につけてもらえば良いので、入社までには基本がきちんとできてることですね。

エンジニア就活生にお願いしたいこと

  • エンジニアリングの基礎が身についている人
    • エンジニアリングの基礎が身についていてさえいれば、飾ることなく普段通りで構わないので、軽い気持ちでリラックスして面接に来て下さい
  • エンジニアリングの基礎が身についていない人
    • 1ヶ月ぐらいでいいのでプログラミング言語一つとUNIXやGitを真剣に勉強して来て下さい。
    • できれば何か一つ自分なりの作品(斬新でも高品質でもなくて良い)を制作してみて下さい。制作してみると、本当にこの仕事が好きか、向いているかがよく分かると思います。世間で言われている自己分析に時間を費やすよりよっぽど有意義です。

あと、ほとんど何も身についていないことを「〜歴N年」って沢山並べないようにして下さい!

Linux/Unixが出来ると言いたい人はこちらの本を一通り読んでおくと良いと思います。

イラストでそこそこわかる LPIC 1年生

イラストでそこそこわかる LPIC 1年生

GitHubが出来ると言いたい人はこちらの本の第2、3、4章を読んでおくと良いと思います。

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)

GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)


終わりに

では、就活生の皆様の就活と採用面接担当の皆様の面接がうまく行くことに願っています。

インド人エンジニアが入社して教育係として学んだこと



うちの部門に二人のインド人エンジニアがやってきた。サンプル数が少ないので必ずしも一般化はできないが、今後インド人を採用する会社はたくさんあると思うので参考までに、インド人の教育係を一ヶ月間やってみて感じたこと、学んだことをここにまとめておきたい。

インド人の匂い

最初に会ったときに気になるのは、インド人はインド人の匂いがするということだ。これはもう慣れるしかない。というか、インド人も(気を使って?)香水をつけて来たりするし、自然に慣れた。

インド人の名前

インド人の名前の付け方は、地域によって風習が違う。ある地域では、父親の名前を自分の名前の一部にする。この場合、名前がかなり長くなる可能性があり、日本の各種システムでの姓名入力が文字数制限に引っかかり厄介である。そういう場合は、父親の名前の部分を抜いて対応した。

インドの姓名は日本人にとってどちらが姓でどちらが名なのか分からないし、下の名前の方が短くて発音しやすいので、とりあえず下の名前をさん付けで呼ぶことにした。彼らには、日本人の名前を苗字のさん付けで呼んでもらうことにしている。これで、日本人側もインド人側も基本的に違和感なく呼び合えていると思う。

インド人はよく喋る

巷でもよく言われていることだが、インド人はよく喋る。しかし、うちの会社の日本人にもものすごくおしゃべりな人がいて、その人にはさすがのインド人も閉口していた。

独り言も、日本人と比べて多いし、声も大きい。他人にどう思われるかは日本人と比べるとあまり気にしてないようだ。

インド人の食

うちに来たインド人に関しては、食のタブーという視点で見ると全く逆の二人であった。

一人は、厳格なベジタリアンの家で育ち、肉を食べないのはもちろんのこと、魚も食べない、スープにそれらが材料として入っていても食べない、卵も食べないという徹底ぶりである。日本の加工食品を食べるときには、原材料をきちんと見て、食べないことにしているものが入っていないことを確認してから食べる。加工食品は材料が一応記載されているからまだやりやすいのだが、外食に行くと大変でお店が相当限定される。インド料理屋などベジタリアン対応してくれる店でも、頼めるメニューが相当限定される。ちなみにCoCo壱番屋はベジタリアン対応をしてくれる。

もう一人は、対照的に何でも食べるし、日本で食べられるものを色々食べてみたいと言っている。出汁が気に入ったようで、味噌汁とかうどん、ラーメン、そばあたりは美味しいとのこと。魚も好きで、刺身や、寿司も興味津々で貪欲に食べる。和食も色々といけそうだ。ただし、食事が甘いのは口に合わないらしく、味噌煮など甘みのあるメニューは首を傾げていた。

辛さの感覚は日本人とは全然違っている。四川料理の店に連れていって見たら、日本人なら辛い辛いと言って舌を休めたくなるような辛さでも「これは辛くて美味しいですけど、辛さが足りない」と言われる。

日本人にとってカレーとは辛いものと思われているが、インドではそうではない。食事の時に、パン的なものを食べやすいように汁物も出すが、それがカレーであり必ずしも辛いものを出すとは限らないそうだ。日本でいう味噌汁的な位置付けなんだと思った。

日本人にはインドのお菓子というと今ひとつピンとこないと思われるが、インドではスイーツは山のように種類があり、実際よく食べるとのこと。オフィスでもクッキーやチョコレート、アイスなどを毎日のように食べている。アイスには卵が入っていたので本来はベジタリアンの彼は食べないはずだが、食べてしまっていたので、何も言わないことにした。あんこ入りの温泉まんじゅうを二人にすすめてみると、一人はうげっという表情をして気に入らなかった様子だったが、もう一人は"Tasty!"といって気に入った様子だった。

インド人の英語

インド英語は、独特の発音がある。アメリカ英語は十分に聞き取れている私は一ヶ月ぐらいで問題なく聞き取れるようになるのではないかと思っていたが、そんなに簡単なことではなかった。一ヶ月以上たった今でも未だに苦戦している。

インド英語の発音の特徴は、ネイティブと比べると一つ一つの音に抑揚がないこと、文の中で単語の強弱がないこと、リズムによる強弱がないことだと思った。

また、Rの発音はネイティブの発音と完全に異なっていて、日本人のラリルレロのように聞こえる。例えば、"server"は「サルバル」、"When are we ~"は「ウェナルウィ 〜」と聞こえる。これはネイティブの発音に慣れ過ぎていると、予想している音の拍数ともずれてしまうので、非常に厄介だ。このRの発音が原因でちょっと早口に聞こえるが、実際はネイティブと同じぐらいのスピードで喋っていると思う。

あと、THの発音は、カタカナ英語ではサシスセソで当てはめているが、インド英語ではタチツテトになる。例えば、"three"はトゥリー、"third"はタードゥ、"path"はパトゥといった具合になる。

このYouTube動画を見ると、インド英語の特徴が実際に分かると思う。

ちなみに、インド人は英語ネイティブと思っている人もいるかもしれないが、実際には小学校から勉強して身につける。

インド人同士の会話

基本的にはインド人同士はヒンディ語で会話をする。

ヒンディ語での会話を聞いていると、やたらと「アチャー」と言っているのが気になった。意味を聞いてみると英語の"Good"に当たる単語だそうで、日本人が相槌で「いいですね」「OK」というような場面で使われている。日本人は、何かまずいことが起きたときに「あちゃー」と言うので、逆の意味になるところが面白い。


インド人は「なぜ」をよく知りたがる

特に理由なんてないようなことでも「なぜ」「どうして」とよく聞いて来る。「〜しないこと」の理由を聞かれるのが非常に困る。例えば、「結婚してますか」と聞かれたので「してないです」と答えると、「なぜ?」と来る。「日曜日何しましたか」と聞かれたので「特に何もしてないです」と答えると、「どうして?」と来る。「新しいシャツですね?」「はい」「どうして?」。正直言って「ほっといてくれよ」という気分だが、文化の違いから純粋に疑問を持っただけで悪気はないんだと思うので、この手の質問は適当に答えて受け流すようにしている。

インド人との話のネタになる映画

きっとうまく行く

きっと、うまくいく [DVD]

きっと、うまくいく [DVD]

これは、理系のインド人ならほぼ見ているレベルの有名な映画で、この映画を見たよと言えば絶対に話が盛り上がる。日本でも評価の高い映画であり、かのスピルバーグを持ってして三回見たという映画なので、見る価値あること間違いなし。

The Japanese Wife

インド人に「インドの映画でインド人が英語で喋る映画教えて」と言ったら教えてくれた映画なので、それなりに有名なんだと思う。台詞がゆっくりしているのでインド英語のリスニング練習の入門にうってつけだ。

スラムドッグ ミリオネア

これは正確にはインド映画ではなくインドを舞台にしたイギリス映画だが、めちゃめちゃ面白かった。役者の大部分は現地のインド人であり、後半はインド英語のリスニングの勉強にもなる。

その他

  • インド人の大多数は宗教を信じるのが普通だそうで、独特な儀式を売りにした寺を作るとよい金儲けになるらしい。お金があればそういう寺を建てたいなんて言っている
  • カーストを尋ねるのはタブーではない
  • インド人の平均身長は意外と低く、男性で166cmぐらい
  • インドのスポーツといえばクリケットが思い浮かぶが、サッカーやバドミントンなんかも人気だそうだ

終わりに

インドは親日的な国なので、これからももっとお互いに理解を深められると良いなと思う。以前読んだ現代インドをテーマにしたこちらの本を読み直し始めた。世界的にも権威のあるイギリスの文学賞The Man Booker Prizeを2008年に受賞した作品。

The White Tiger

The White Tiger


転職ドラフト炎上から考える年俸と労働時間について

背景

転職ドラフトが炎上しており、下記記事の通り対応が取られるようになったようです。

炎上、ドラフトと聞くと「バックドラフト」という映画を思い出しますがそれは置いといて、この記事を読んで少し腑に落ちなかったので、転職ドラフトとヤフーに何が足りないか(足りなかったか)を考えてみました。

バックドラフト (字幕版)

バックドラフト (字幕版)

転職をする際には主に、仕事内容、労働時間、賃金、福利厚生を材料とした総合的な判断を行いたいというのが一般的だと思います。

転職ドラフトについて

年俸制であるか否かによらず、下記のように労働時間に関する情報も合わせて提示してほしいと思いました。

  • 該当職種の残業時間の平均
  • 長時間残業者上位10%の残業時間の平均
  • 残業がみなし残業の時間に満たない社員の割合
  • 有給消化率

ヤフーについて

また、やり玉に挙げられたヤフーの給料が気になったので、ヤフーで働いている知人に聞いた話を思い出して、何点か調べてみました。

副業はOK

事前に申請をすれば副業も可能

会社をやめて独立したっていう記事を読むと、収入を確保するためには受託はやめられないみたいな話がよく書かれているわけで、それと同じような状態を大企業に居続けながら実現できるってすごいと思いました。

週休三日構想

近い将来、週のうち2日を選んで休めるようにする。その後、ITを生かし、時間あたりにできる仕事を増やすことで業績に影響を与えないようにしつつ、週休3日制に移行する構想だ

副業が現に公認されている中で、今後週休3日が計画されているということは、自分の能力次第で安定と高収入をいかようにも実現できるということですよね。

株式累積投資制度

福利厚生の一つとして「るいとう」を利用した自社株式の購入を給与からの積立で行うことができ、また、会社から積立金に10%の奨励金を加算しています

この株式累積投資制度はびっくりですね。給料を全部るいとうに回せば、残業なんかしなくても(というか大した仕事しなくても)給与支給額の10%アップということですよね。
提示された年棒の90%は行くとかではなく、きちんと提示された年俸と同額の稼ぎを得られたんじゃないかと思う。ヤフーさんは給料だけではなく、この点を説明しないと実にもったいないと思いました。

転職しようかしら。

最後に

日本でも能力のあるソフトウェアエンジニアがもっと真っ当に優遇され、優秀な人材が集まるようになって、日本のIT産業が今後ますます発展することを心から願っています。